みなさんに感謝して

          Aちゃん(3歳)のお母さん


 いこいの家に去年の六月から通園させていただいている娘は,平成四年九月にかすかな産声をあげて誕生しました。
 生後五ヶ月頃から目の動きや首の座りなどが気になりだしたので,ことも病院で受診した結果,目の方は内斜視があり,一歳半の時に手術を受け,今ではほとんど気にならなくなりました。発達の方も遅れのあるものの特に異常がないとの事で,少しずつ成長している姿を見守っている毎日です。そして,三歳を迎えて,今では手をつないで歩いたり,一人で何歩か歩くことが出来るようになりました。
 いこいの家に通園するようになって,娘も私もとても強くなりました。入園した頃は,別れるたびに泣いたり,慣れるまでに時間がかかりましたが,最近はほとんど泣く事も無くなり,先生方の熱心な御指導に感謝しています。そして私自身,今までどこかで娘の事を隠そうとして所があったり,周りの人が気になって余計な事を考え込んで落ち込んだりしていました。でも,この園でたくさんのお母さん達と出会い,皆さんの明るさと,子供に対して一生懸命な姿を見て,私の中に引っ掛かっていた物が取れてすっきりしたようです。そして,いろいろな話をするうちに不安も無くなり,心に余裕も持てるようになり,お母さんたちにとても感謝しています。
 やはり,自分の中に閉じ籠もってしまわずに前向きに考える事が大切であり,そして相談できる場が少ないと思うので,これからどんどん増えていって欲しいものです。
 あと何年かかるか分かりませんが,一人で歩いたり,会話をしたり,一つずつ出来るたびに喜びも人一倍だと思うので,焦らずゆっくり娘の成長を楽しみたいと思います。
 二歳になる息子も娘に手が掛かる分,どこか我慢してもらっている所があると思うのですが,今,二人の間でとても良い関係が生まれつつあります。姉と弟ですが,息子が娘の頭を「いい子いい子」してくれたり,小さいながら面倒を見てくれているようで,とても頭の下がる思いです。息子の存在が娘に大きな影響を与えている事は間違いないのです。
 そして,これからもいろいろな人達と出会い,関わりを持ち,その人達から学び,壁にぶつかっても一つ一つ乗り越えて,親子揃って笑顔を忘れず,有り難うの気持ちを持ち続けたいと思います。


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出典:いこいの家通信 No.165
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
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