お兄ちゃん、これからも妹をよろしく

          Fちゃん(4歳)のお母さん


我が家には、3人の子供がいます。中学1年の長男、小学4年の次男、そして現在いこいさんでお世話になっている長女です。
長男と次男は、3000gで何の異常も無く生まれ、元気に成長しました。しかし、3人目の娘は予定日より1ヶ月程早く、2179gの未熟児で、重度の仮死状態というおまけがついて生まれてきました。早期胎盤剥離のため緊急手術での出産だったので、母子共に危険な状態だったようです。
幸いにも、私は2週間で退院し、娘も1ヶ月で退院する事が出来ました。
娘の退院の日、主治医から「障害があるかもしれない。」と聞かされ、嬉しいはずの退院が、急に谷底に落とされたような気持ちになり、それからの毎日は、昼間、娘と二人きりになると涙が止まらない日が続きました。

娘が1才になり、当時、私たち家族は熱海に住んでいたため、障害のある子が通えるような病院も訓練施設もないので、主人が静岡方面への転勤希望を出し、1才5ヶ月の時に静岡に6年ぶりに戻る事が出来ました。
それを機会にこども病院で診察していただき、医療福祉センターにも訓練に通い始め、訓練の先生からの紹介でいこいの家の親子教室に通う事が出来ました。そして、いこいの家に入園して2年目、たいした病気もせず、毎日元気に通っています。

最初に紹介した娘の兄達は、小さな頃、「ワイルドな兄弟」と近所の人たちから言われるほどのわんぱく小僧で、娘は私のどなり声と兄たちのさわがしい声の中で育ちました。

その兄たちも昨年の夏、いこいの家のボランティアを経験させていただきました。上の兄は少し照れくさいのか、下の兄ほどはベタベタしませんが、妹の存在は大きいらしく、小学校の卒業文集に「養護学校の先生になりたい」と書いたようです。二人の兄たちが妹の事を隠すこともなく、堂々と友達に話し、妹を連れて歩く事に何の抵抗も見せない事に親として誇りに思います。

最後に、面と向かってはいえませんが、「あなた達がいたから立ち直れたと思います。ありがとう!!これからも妹の良い刺激になってください。」


Copyright(C) 1997 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.180
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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