負けずに頑張ってるよ

          Tくん(6歳)のお母さん


平成3年6月15日、予定日より2週間早く、我が家に男の子が誕生しました。
少し早く生まれましたが、特に異常はなく、その後も元気で順調に成長して、1才半頃には、言葉も4単語ほど出ていて、何も心配する事なく子育てしていました。
しかし、2才の頃になると、増えていくはずの言葉が段々減っていき、1単語しか言えなくなり、寝起きに頭を前に”カクン、カクン”する動作が見られるようになりました。
丁度その頃は、年子で妹が生まれていて、「少し変だな」と思いながら、「一時的なものかな」とも思っていましたが、ある人から「病院で診てもらっては」と言われて、心配だったので病院に行きました。
診察の後、「すぐ入院するように」と言われ、脳波検査をして、小児のてんかんで、”点頭てんかん”という病気である事が判り、とてもショックでした。
退院した後も、通院で色々な治療をしましたが、発作は良くならず、薬を嫌がって飲まずにいる息子に、無理に薬を飲ませている自分をすごく嫌になったこともあります。
そんな時、静岡にてんかんの専門病院があることを聞き、すぐに静岡東病院を紹介していただき、当時住んでいた石川県の金沢市から、入院・退院を合わせて2年ほどしましたが、遠距離での治療の難しさを実感して、息子が4才半の時に思い切って静岡へ家族で引っ越してきました。
それからは、定期的な診察と病院での週1回の療育指導を受けながら、いこいの家の親子教室にも参加させていただきました。
そして、昨年の4月に入園し、先生方の暖かく熱心な指導で、少しずつではありますが、いろいろな事ができるようになり、とても喜んでいます。
苦手だった散歩も大好きになり、体力もつき、静岡の温暖な気候もあって、体調を崩す事が少なくなりました。
言葉も少しずつ増えていき、いろいろお話してくれて、発作にも負けず、頑張っています。
今までいろいろな事がありましたが、主人や周りの人たちに協力してもらい、子供たちからは、たくさんの笑顔で勇気づけられ、本当に感謝しています。
これからも、少しずつ成長していく姿を見守りながら、家族みんなで頑張っていきたいと思います。


Copyright(C) 1997 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.182
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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