子どもの成長と自分の成長

          Tくん(2歳)のお母さん


平成7年6月10日、予定日より3ヶ月早く出産。生まれた時の体重は840gという小さい体でした。生まれてからすぐ保育器に入り、呼吸器をつけてNICUへ。私は我が子の顔すら見れず涙が出ました。そして病室のベットへ行き、聞かされた言葉は「今日から3日頑張れれば大丈夫。でも・・・」その瞬間、いろんな事が頭をよぎり、悲しいような悔しいような思いは今でも忘れません。
そして3日が過ぎ、息子は頑張りました。私も、昼・夕と二度息子に会いに行けるようになり、手で触れることはできませんが、「ホッ」としました。
それから数日後、私は退院。息子はまだまだ病院生活。しして私はそれから毎日5ヶ月間、自転車で病院と家を行ったり来たりの日が続きました。
そして5ヶ月目、待ちに待った退院です。先生から注意として「風邪は絶対にひかさないよう」その他いろいろ言われ、家に帰ってきてからは、毎日ピリピリしていました。上の子ども達、姉(当時3歳)・兄(当時1歳)もいたずら盛りで、とうとう私はギブアップしてしまいました。お恥ずかしい話ですが、私は実家に姉だけを連れ、逃げてしまいました。
その間半年、今考えると“本当に自分は馬鹿だ”と思います。半年間、主人のお母さんに兄・息子を預け、大変な迷惑をかけ、お母さんには感謝してもしきれない思いでいっぱいです。・・・
家に戻ってからは自分自身を反省し、これから先、子ども達に自分勝手な考えで悲しい思いをさせぬように、また何事にも前向きにと考え、まだまだたくさん勉強しなければいけない事があるけれど、子ども達の成長を楽しみにしつつ自分も成長していき、家族一同みんなで協力し、頑張っていきたいと思います。
いこいの家には、これから先も御心配・御迷惑をかける事があるかもしれませんが、宜しくお願いしたいと思います。


Copyright(C) 1998 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.191
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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