笑顔の贈り物

          Eちゃん(5歳)のお母さん


平成4年9月29日、午前4時30分。2990グラム。仮死産 蘇生。3人目の子どもの母子健康手帳には、このように記されていました。久しぶりに開いた母子手帳には6〜7ヶ月健康審査の記録しか記入してありませんでした。

5歳になった今現在もこれらの答えは「いいえ」です。
5歳7ヶ月で体重9.6キログラム。やっと1歳児の平均体重になりました。本当の事を言うと、いこいの家に通園する前は、私も体調がずっと悪くて、介護を私1人でするのはとても限界だったように思います。体調が悪いという理由もあって、生後4ヶ月から始めたリハビリも2歳くらいまでに中断してしまいました。だから、いこいの家に通園するのも困難に思い、隔週で行われている親子教室に1年くらい通わせていただきました。当時、緊張が強く出て、体が弓のように反り返ってしまい、扱うのがとても大変でした。そういう状態でしたから、子どもらしく笑う事はなかった娘でした。ところが、平成8年4月に入園して以来、1日1日笑顔が増し加わりました。規則正しい生活、毛布ブランコ、パラシュートといった室内での遊び、散歩や水浴びといった野外での遊びから得られる刺激。先生方やボランティアさん達との関わりもよい刺激となったのでしょう。「人見知りをしますか?」、いつの間にか「いいえ」が「はい」になっている事に気づきました。他には
と、次々に出来ないとあきらめていた事が、出来るようになっているではありませんか。そうです。障害は重くても、ゆっくりゆっくり進歩し、成長している娘でした。
この5年間、私の心の支えとなった言葉があります。
これは神の言葉、聖書に書かれている言葉です。
これからも、娘からたくさん笑顔の贈り物があるよう、辛抱強く親切な母になれるように努力したいと思います。


Copyright(C) 1998 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.193
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
ボランティア通信from静岡