みんなに感謝

          K、Fくん(4才)のお母さん


我が家の次男・三男の双子は4歳になりました。1300gと1200gの超未熟児で生まれ、それが原因で脳性麻痺(運動障害)になり、まだ歩くことはできません。

出産後3ヶ月から早期訓練が有効と聞き、ボイタ訓練を始め、生活の一番を訓練と考え主人の勤務地を東京から静岡へ移してもらいました。その成果で、首のすわり、手足の動き、背骨の状態など少しずつですが確実によくなってきています。

お医者様から病名を聞いたときは、何が原因でこうなったのかと考えてばかりいて、いつも泣いていました。その頃、何人かの先生に診断してもらい、いろんな角度から診てもらうことにより、子供の脳は未知数でいろんな可能性を秘めている、訓練、愛情次第ではそれを引き出すこともできると知りました。これをするのが私達親の役目だと思い、過去を振り返ることはやめ、考え方が前向きへと変わりました。毎日毎日忙しくしていたため、余分なことは考えず、リハビリ中心に続けることができていたと思います。

「いこいの家」の先生方には一人一人とても心暖かく見て頂き、同じ悩みを持ったお母さん方と出会えてどんなに勇気づけられたことか。病院の先生、看護婦さん、保育士さん等様々な人に支えられて、明るく毎日を過ごせることに感謝しています。

21世紀になって、心新たに人と自然に感謝し、前向きに、あまり先を急がず、ゆっくり親子で成長していけたらと思います。 年末、一人乗りバギーを押しながら、呉服町を歩いていたところ、車道と歩道の境、1,2cmの段差でバギーの車輪がうまく越えられずころびそうになりました。足の不自由なお年寄りも、この1,2cmでもつまづくというので、もう少し静岡の街もみんなに優しくなってほしいものです。

最後に仲良くしていたさっちゃんが年末に天に召されていきました。もうあえないのはさみしいけど、最後に見せてくれた笑顔は忘れないよ。ありがとう、さっちゃん。


Copyright(C) 2001 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.225
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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