子供ってすごい!

          Mちゃん(5才)のお母さん


月日の経つのも早いもので、いこいの家に入園して3回目の桜の季節を迎えました。
入園当初、門をくぐる前から大泣きで母にしがみついているこの子と途方に暮れ、桜の木が何処にあったのか、満開の花も見る余裕さえなかった事が思い浮かびます。
見るからにか細く、少し歩いただけでもすぐ転び、歩くのが嫌になるとだっこと愛らしい瞳で見上げられると、すぐ何でも言うことを聞いてしまうような、只々、可愛いだけで育ててきた所が多々ありました。
この毎日の時の経つ中で何か変だなと気づくこともいくつかありました。まだ歩き方がぎこちないような、言葉も余り出ていないような、でももう少し様子を見てみようかとか不安を抱きながら・・・。
何をするにも不器用で、見兼ねてすぐ手をだしてしまう事も度々ありましたが、1年、2年と季節を追うごとに子供ってすごいなと思うこの頃になってきました。
手伝おうとして出した手を払いのけて、自分なりに根気よく取り組む事が増えてきたこと、それが自分で出来るようになったこと等です。
園生活の中で、人とのふれあいから、見たり聞いたり教えて頂きながら、段々と自分なりに学び取ってきたことなんだと嬉しく思っています。この子の持っている良さも現れ、道端で出会った人に手を振ったり「バイバイ」と言って深々と頭を下げてはニッコリしています。挨拶してくれる方、そうでない方もいますが、とっても良い事だと思っています。
今やれることは今、気づいたことはその時からと、この子のペースで何でも吸収してくれたらとも思います。
頼りなかった子供が、園での散歩や体力づくりで足腰もしっかりしてきましたし、大勢のお友達との交わり、遊びの中からも言葉も少しずつですが増えてきました。
大勢の皆様方に感謝をしながら。
今年の桜はとっても綺麗で心穏やかに見せてくれました。


Copyright(C) 2001 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.229
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
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