今まで、そしてこれから

          Mくん(5才)のお母さん


乳児の頃は、ミルクの飲みも豪快で離乳食も食べ元気な子供でした。

1歳を過ぎ、歩くのがしっかりしてくると走り出したらどこに行くのかわからず、呼んでも振り向かずどこかにいこうとします。この頃よく公園に行きましたが、走り回ってはちょっと滑り台やブランコをやり、また走り出すので、私は他のお母さんのようにおしゃべりもできず、どこに行くのかわからない子供をひたすら追いかけていました。

2歳になっても意味のある言葉は出ず、手遊びも真似しない、指差しもしないので何か変だなと感じていました。かかりつけの小児科で大きな病院を紹介していただき、相談しました。そこで先生が親子で通う通園施設を教えてくださいました。親子教室では帰りたがりないてばかりでした。

3歳になって入園しました。入園式から落ち着いてすわっていられず、しばらくの間は子供が安心できるようにと、お気に入りのタオルや水筒をもたせて通いました。しだいに園生活に慣れましたが、お話を聞いたり製作等ができず席を立ち泣いていました。楽しみは公園や散歩などの外出でした。園に通うようになりいろいろな方と関わり、集団生活を体験し表情も豊かになりました。無理だと思っていた着替え(特にボタン)、靴の脱ぎはき、トイレなど身辺自立に取り組みました。

少しずつできることが増え、続けるといつの間にか上手になりました。こちらも諦めず根気良く続けること、できるようになると信じることが大切だと実感しています。

2年目にはいると苦手な行事も少しは我慢できるようになり、泣くことも少なくなりました。そして歌をうたったり、手遊びを真似るようになり、言葉数が増えました。時々、先頭にたって行動することもあり、担任の先生とお友達と楽しい園生活を送っています。

療育機関にも通い始めました。療育中は、泣いたり騒いだりと抵抗もしましたが、色々なことを教えていただき、今では毎回楽しみに通っています。

これから、就学に向けてまだまだ課題はありますが、精一杯努力して共に歩んでいこうと思います。}


Copyright(C) 2002 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.239
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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