GO!GO!GO!

          Gくん(5歳)のお母さん


4月で5歳になった我が家の三男坊。息子が家族と一緒に過ごし、いこいの家に通園できる毎日、今とても幸せです。

早期破水の為、予定日より2ヶ月早く帝王切開により1190gの小さな体で生れた息子。保育器の中の息子は足全体が私の右手中指の太さ程度の大きさ。退院後も泣き声も、おっぱいを吸う力も弱々しく、抱っこして鏡越しに息子を見るとなんか顔つきがおかしい・・・そのうちに、脳性マヒと診断されました。
4年前のお正月、風邪から痰が気管につまり呼吸が停止し救急車で病院へ。吸入後にまた痰がつまり呼吸停止。目の前で息子が死んでしまう、と頭がへんになりそうで震えていました。息子の赤紫色に膨らんだ顔をパタンパタンと動いた後動かなくなった細い足首、あの時の様子は一生忘れないと思います。3ヶ月間人口呼吸器をつけICUに入院。先の見えない不安、苦しそうな息子を見る辛さ、兄達の入学入園の忙しさも重なり、生れて始めてどん底の気分を味わう感じでした。退院後も風邪をひく度に入院。声門下狭窄の為、結局気管切開することになりました。気切をすれば息子の可愛い声を聞くことができなくなってしまいます。でも、いつも肩で呼吸する息子を早く楽にさせてあげたい。私も苦しそうな息子を見るのは本当に辛かったので、オペ後に楽に呼吸ができるようになった息子を見てほっとしました。私は昼夜何度も痰の吸入があり毎日。ついイライラしてお兄ちゃん達にあたってしまったり・・・自分がイヤになる事もしょっちゅうでした。それでも息子は少しずつ成長し、体力もついてきて私が一人で泣く回数も減ってきました。3歳になってすぐにいこいの家に入園。いこいの家はすぐに息子にとってパラダイスとなりました。私も先生方やボランティアの方のやさしさ暖かさ明るさに包んでいただき、お母さん同士のふれあいの中で気持ちがどんどん明るく前向きになっていきました。スーパーや公園などで息子と同年齢の子を見てうらやましいと思ったり、どうして家ばかり…というひねくれた気持ちもなくなっていきました。ここには同じように頑張っているお友達、お父さんお母さん、励まし合える仲間がいるから。

息子が生れてきてくれた事で、人の思いやり、愛情、勇気、命の尊さ、生命力の強さなど私達家族も身近で感じ、勉強になっています。今では伝い歩きやハイハイでいたずらをして困らせる息子ですが、元気でいられる事は幸せです。息子の笑顔がパワーの源。その笑顔見れば、とうともママも頑張れるよ。

息子はNICUの看護婦さんが「がんばれ息子!息子!」という意味でつけてくださった書き方。これからも先、まだまだ大変な事がたくさんあると思うけど、息子!息子!という前向きな気持ちで家族で力を合わせて頑張っていきたいと思います。私達を支え、応援して下さるたくさんの方達に感謝しながら・・・


Copyright(C) 2003 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.253
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
ボランティア通信from静岡