コミュニケーション

          Yくん(5歳)のお母さん


息子は年少からいこいの家に通い始めて、今年で3年目になります。この4月から年長となり、時が経つのは早いなぁと感じています。

息子をいこいの家に通わせると、家庭で今まで身につかなかったことがすぐにでもできるようになってくれるのではないかと通園にすごく期待をしました。そして、自分の気持ちもいつも穏やかでいられると思ったのですが、子どもの成長は親が期待しているようにはなかなか伸びず、通園を始めて2年間は、私と子どもとの関わりが上手にできなかったこともあり、どうしようもない状態になったりあせったりもしました。

春休みに息子を連れて友達のところへ遊びに行った時のことです。そのお宅の小学生のK君が積み木を積んで遊んでいたところを息子がその積み木を突然倒してしまい、積み木を座布団の上に並べたり、ゴロゴロという積み木の当たる音の感触を楽しみ始めました。そのうち積み木には関心を示さず積み木には見向きもしなくなったのを見てK君の妹が「積み木を貸して」と言ってきたので私は貸してあげました。その妹さんは上手に積み木で遊んでいます。その後、K君は盛んに息子にいろいろと話しかけてくれますが、息子は呼びかけに対して何も反応しません。このような時、私はいつも困ってしまいます。息子の遊び方を健常児には理解してもらえない。健常児とのコミュニケーションができないことを実感させられた日でした。

また公園に行った時にもこんなこともありました。息子はブランコに乗りたがったのですが、既に使っていた子がいたので、私は息子に「お友達が遊び終わるまで待っていてね。」と言い聞かせましたが、息子はそこから離れようとしません。そこで、乗っていた子に「ブランコを交代して」とお願いしたところ「このブランコは一生空きません。」という返事が返ってきました。しばらくして「もういいよ。」と言ってブランコを空けてくれましたが、私は思わずその子に対して大声で怒ってしまいました。私がお願いしたのであんなことを言ったのか・・。息子が自分で言ったら交代してくれたかもしれない・・・。私自身も子どもたちと上手くコミュニケーションができないのかと思うと複雑な気持ちでした。

最近は、通園バスで帰ってきて家に着くとすぐ「外へ行く」と言います。「おうちでおしっこをしてからだよ」と言い聞かせておしっこをします。外へ出て、駐車場にトラックが止まっているのを見ると「トラック」と言います。私が「大きいねえ」と言うと「大きい」と言う言葉が返ってきます。少しずつですが言葉が出てきました。

公園などで、息子が他の子どもに対して関心を持って近寄って行った時は、私もそのお友達と上手にコミュニケーションがとれるようにしたと思っています。そうすれば、息子もお友達と一緒に楽しく遊べるかもしれないと思っています。


Copyright(C) 2003 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.254
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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