幸せいっぱい!夢いっぱい!

          Wくん(6歳)のお母さん


 平成11年3月6日。我が家の長男として息子は誕生しました。とてもかわいくて、目に入れても痛くないというのはこの事だと思い、一生懸命子育てに励みました。小さな頃から活発で元気がよく、息子の成長をとても楽しみにしていました。
 二歳の誕生日を迎え、転勤で静岡に引越してきました。慣れない環境、友達もいなかったので「早く息子に友達を作ってあげたい。」という思いで毎日のように公園へと足を運んだものです。その頃から息子の様子に疑問を感じるようになりました。公園に行っても一人で遊ぶばかり」、せっかくできた友達が家に遊びに来ても全く関わろうとしない。「なぜ?」と頭を抱える日々が続きました。言葉も遅くて心配。不安ばかりが募り、夫婦でインターネットで調べたところ「自閉症」という言葉がドーンと私達の中に入ってきました。「息子って……」何の迷いもなく小児科へ行き、こども病院を紹介してもらいました。「きっと自閉症」と思いながらも「いや、違う」と信じたくない思いを交錯させながら、こども病院の扉を開いたのが、ついこの間のように思いだされます。「息子は自閉症」ドン底まで突き落とされ、なかなか受け入れられず、悩み、涙に明け暮れた日々。
 そんな時、いこいの家に出会いました。同じ悩みを持つ母達に元気をいっぱいもらい、家族の不安を解消し、支えて下さる先生方のやさしさに触れ、この二年間でしっかり息子と向き合えるようになりました。息子は息子なりに精一杯頑張って成長しています。人より時間はかかるけど息子のペースで確実に成長してくれています。焦らず、のんびりいこうと思えるようになった母。泣いてばかりいた母が、この二年で笑顔がいっぱいになりました。息子がいる家族、これこそが私達家族の幸せの形なんだと思えるようにもなりました。
 子育てに協力的な父、いつもありがとう。感謝しています。ケンカばかりだけど、肝心な時に息子を庇ってくれる弟のたつき。これからもお兄ちゃんと仲良くね。
 息子を通していろいろな出会いがあり、たくさんの人々に支えられ今日まできました。先の見えない息子の成長、不安がないと言ったら嘘になります。けど、夢と希望もいっぱいあります。「きっと明るく、楽しい未来が待っている!」そう信じて家族四人で歩いて行きましょう。息子の大好きな歌でも歌いながら…。
 最後になりましたが、この二年間、母子共に大きく成長させて下さった。いこいの先生方に感謝致します。ありがとうございました。


Copyright(C) 2005 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
出典:いこいの家通信 No.276
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」
協力 ボランティア通信from静岡
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