いつも笑顔で

          壮斗くん(6歳)のお母さん


2000年2月20日、ずっと待ち望んでいた我が家の長男、壮斗が誕生しました。とっても大きくて、なんと3840g!!、喜びもつかの間で、生後2日目に新生児一過性多呼吸と原因不明の感染症で、すぐに救急車で運ばれ、私立病院へ・・・。

幸い体が大きく生まれた為、体力があるので2週間の入院だけで済みました。もし、体が小さく生まれていたら、危なかったとの事でホッと一安心。
無事退院をして何事もまく、出生から2ヶ月が過ぎた頃、今度は尿路感染症で入院・・・。2歳過ぎまで、とにかく体が弱くて、しょっちゅう風邪をひいたりで、1週間に3、4回色々な病院に行って、1歳を迎えた頃には10数枚の診察券がありました。

体が大きい小さい関係ないんですよね・・。まあ、こんな感じで気付けば壮斗は1歳半。あれ?そういえば言葉がなかなか出てこない、指差し、後追いもない、呼んでも振り向かない。オモチャやアニメも全く興味がない。

たった一つ興味があるものはミニカー(車)だけ。公園に連れて行っても、遊具には目もくれず、ひたすらミニカーを走らせているだけ・・・。そして、道順にもこだわり、いつもの通りの道順でないと大カンシャクだし、スーパーなどに行っても、とにかくジッとできないし、脱出も何度もするしで、壮斗が1歳半ぐらいの頃から、何かがおかしい・・・何かがおかしい・・・もう、毎日頭の中はこれだけ・・・。こっちが話しかけている事も全く理解していないし、毎日が不安とイライラで、たまりませんでした。

そして壮斗が2歳2ヶ月の頃、2男舜涼が誕生しました。この頃から少しずつ壮斗に変化が出てきて、弟に少しずつ関心を持つようになりました。徐々に単語も出てきて、産まれて初めて自分から私の膝に座ってきたもの、この頃。そんな時、主人の転勤が決まり、静岡へ。特に何の変化もないまま、3歳のお誕生日を迎えました。

3歳児検診のお知らせが来て、いよいよ!と私は思いました。検診当日、発達の遅れを相談すると月に1度こども病院の先生が保健所で診察をしてるので、受けてみては?と勧められ、翌月に受診すると「自閉症」という言葉がチラッと出てきました。

自閉症?何それ?。自閉症に対して全く知識のない私は友達から聞いたり、本を読んだりすると、次から次へと自閉症の症状が当てはまっていて唖然としました。間違いない、きっとそうだ・・・。次から次へと涙がこぼれてきて止まりませんでした。

それからしばらくして、指定園を見学しに行ったときに、医療センターの前田先生に初めてお会いしました。色々と相談に乗ってもらうと、「今度センターにいらっしゃい。診察してあげる。」と言われ、早速センターで受診。診断結果はやはり自閉症・・・。泣かないつもりだったけど、やっぱり涙が・・・。でも、すぐに前向きになれました。とにかく、今できる事を一生懸命やろう。いこいの親子教室、訓練、パンダ教室、入園。

そうこうしているうちに、もうすぐ6歳。今の壮斗は、すいぶん変わりました。三語文も出てきて、コミュニケーションも取れるようになり、身辺自立もほぼ完成!健常児に比べたら、まだまだだけど、へっちゃら!へっちゃら!。なかなか成長しなくて焦ったりもしたけど、壮斗は壮斗!。ちなみに弟も自閉症だけど、2人とも毎日大声で笑っているから、それだけで充分かなあ?明るいのが一番!。そうすれば、未来も明るい!生きているって素晴らしい!


Copyright(C) 2006  こどもの杜「いこいの家」(静岡市心身障害児福祉センター)
出典:いこいの家通信 No.281
協力 ボランティア通信from静岡
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