平成13年4月3日「静岡市震度5強発生」
静岡RBの行動について

2001.05.31 静岡RB 山本孝志

<経過>

4/3 23:57発生〜約2時間30分

情報の流通量

経路

状況

ML着信

15通
(状況報告は11件)

4/4 0:10が初受信

静岡RB事務局宛のメール着信

0通

 

公開掲示板投稿

11件

4/4 0:07に隊員から投稿

4/4 0:20頃より県外からの問い合わせ(神奈川、千葉、宮城、広島、愛媛より)

緊急時掲示板投稿

4件

4/4 0:21に緊急時外部広報手段としてスレッド立ち上げ、合わせて緊急時HPに関連リンク作成

状況報告の広報(公開)

<実際に流した情報>4/4 0:00〜1:15

地区

状況

静岡市瀬名

1階で寝ていた。揺れは強く飛び起きた。
物が落ちるようなことはなかった。
直後に電話回線を使ってインターネットに接続。
携帯電話(Tu-Ka)は使用可能でした。

静岡市安東

2階で寝ていた。思わず目が覚めた。特に被害なし。

藤枝市瀬戸新屋

強い揺れを感じたが、物が倒れる、落ちるといった被害はない。
1回余震を感じた。

静岡市下川原

TVの上に置いてあった鏡が落ちた。
携帯(Docomo)がつながらない。

静岡市中田本町

被害なし。

静岡市聖一色

特筆すべき変化なし。

静岡市高松

一瞬上に飛び上がったかと思ったら強い揺れが。
棚や高いところに置いたモノや本が倒れた(落ちた)

清水市下野町

続けて2回の大きなゆれ。物が落ちるようなことはない。

静岡市瀬名川

眠っていたが、かなり激しい揺れを感じて起きた。被害なし。

静岡市両替町

倉庫の陶器類が棚から落ちて10点ほど割れた。

静岡市清閑町

被害なし。


<反省点>

今回の地震では、避難が必要な重大な被害が発生していないことと電話回線の確保に支障がなかったことで、インターネットを利用した情報収集と広報活動はスムーズにできました。

特に取り決めは無くても、皆さんから状況報告が入ってきたことは大変助かりました。

ただし、以下の点について取り決めが必要だと感じました。

昨晩の場合、本部長である代表と連絡がつきにくく、副本部長である各隊長が協議する必要があった。(各隊長は発生直後からMLに顔を出していたしね)

急遽、マニュアルを作成・・・

災害時インターネット活動マニュアル(第1版)

静岡県内において、震度5以上の地震(および感覚的にそれに類する自然災害)発生時、インターネットが使用可能な状況下での活動を記します。

(誰の目にも被害が甚大なのは明らかで、インターネットの使用も不可能な場合には、災害時行動マニュアルにしたがって行動してください。)

<初動>

1.インターネット事務局が無条件に活動の必要性をMLおよび掲示板で問い掛けます。
(インターネット事務局からの問い掛けが無い場合には、代行してください。自発的な行動を期待します。)

2.インターネットが使用可能な隊員は、MLに状況報告をアップしてください。
(自分のいる場所を情報に含めてください。また、被害無しの場合でも報告してください。)

3.インターネット事務局は、状況報告をまとめて、掲示板による広報、およびレスキューナウ・ドット・ネットへ情報提供を行います。(ただし、プライベート情報は除去します。)

<検討(認識の共有)>

1.状況に対して活動が必要と思う人は意見をアップしてください。
(ただし、被災地内にいる人のみ)

2.活動要請があった場合、インターネット事務局が本部長、副本部長にあらゆる手段を用いて連絡を付ける努力をします。
協議を行うための体制を整え、リーダーを決定します。以降、活動内容はリーダーの元、決定されます。(活動開始の広報も含みます。)

<活動終焉宣言>

1.内部から活動要請が無ければ、活動終焉宣言をインターネット事務局から広報します。
(活動終焉宣言は発生から48時間以内に出すことにします。)

<付則>

1.掲示板への情報アップの注意

自分が大丈夫だから「この地震は大したことない」と言い切らないように気を付けてください。自分の状況イコール地震全体の被害ではありません。

自分の身の回りと明言した上での状況報告は構いません。

静岡レスキューサポート・バイクネットワーク