災害時ボランティアコーディネーター静岡県協議会設立総会 日時:平成12年6月17日(土) 13:00〜14:00 設立総会  14:30〜15:20 「災害時におけるボランティアへの期待」石川嘉延静岡県知事 15:30〜16:00 「東海地震をとりまく最近の状況」静岡県防災局 会場:静岡県地震防災センター ないふるホール −−−−<山本隊員の報告>−−−−−−−−−−−−−−−−−− 行政が考えている災害時の体制からすると、我々ボランティアにと ってボランティアコーディネーター(以下VCと略)は切り離す事 のできない存在です。 そのような立場にある(立たされている?)VCの現状を見る事が できました。 設立総会では、参加したVCの修了者から県単位の協議会の必要性 を問う声が複数あがりました。元々、この県協議会は県下の東・中 ・西部の連絡会が共通の課題について解決していくために一本化し た窓口的組織との事です。それを理解していないような発言が多く 見られました。もっとも発言する方の多くは東・中・西部の連絡会 にも属しておらず、横の連携を取った活動はされていないようです。 (個人でやるから組織はいらないとの発言が・・・) どうも、VCの修了者は実際のコーディネートは個人単位で自分の 持ち場で行うとの意識があるようです。 600人近い修了者がいるのですが、全体を考えたコーディネート を考えている方は何人いらっしゃるのでしょうか? 静岡市医師会の災害対策小委員会において、静岡市の災害対策の担 当は、ボランティアを行うためには市役所や市内6支部でボランテ ィア登録を行いVCのコーディネートを受けなければならない事に なっています。(よね?) VCの存在は行政の災害対策計画に組み込まれていますが、VCの 実態はまだまだ形になっていないというのが現状のように感じまし た。 続いて石川県知事の記念講演ですが、災害発生時、被災住民の様々 な要求に対して行政は機能せず、ボランティアに期待しているんだ よという旨の話でした。VCがらみの話は出ずに残念でした。 石川県知事に対する質問では、質問票に書き込んで渡すという形式 で行われましたが、バイクレスキューがらみでは、BRS−Jの方 より、緊急車両としての許可について有珠山火山災害でBRS−J 北海道支部に知事名で許可が下りた事を挙げて質問がありましたが、 必要な許可を与えていくつもりとの事であまり明快な答えではあり ませんでした。(BRS−Jの人は満足したのかな?) 私も一応、同じような内容ですが、「VCの判断で通行許可を与え る事はできないか?」という質問を書きました。全質問に答える時 間が無かったため、後日文書で知事に送付されるとの事です。 静岡県防災局の話は担当者いわく「怖がらせるための話」で、震源 予想と被災予想の話でした。以前より震源域は西に修正されている ようです。