静身会報 第105号 発行所 社会福祉法人静岡県身体障害者福祉会 静岡市葵区駿府町1番70号 電話 054-252-7829 FAX 054-255-2011 発行 令和3年7月31日 発行人 岩瀬 輝美 編集人 枝村 和秋 会長就任のごあいさつ 社会福祉法人静岡県身体障害者福祉会 会長 岩瀬 輝美    日頃、会員並びに関係者の皆様には、静岡県身体障害者福祉会(以下「県福祉会」という)の運営や事業の実施などにつきまして御理解と御協力を賜り深く感謝申し上げます。  私は、去る6月16日に開催された令和3年度第2回理事会において引き続き会長を任されることになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。  さて、コロナ禍も2年目を迎えています。医療従事者から始まった新型コロナウイルスワクチン接種は、全国各地で大規模接種会場が用意され、一般の人にも拡大されるようになっています。また、一部の外国ではさらに接種が進み、マスクも外して通常の生活に早くも戻ろうとしています。  このような中、静岡県においては新型コロナウイルス感染症対策専門家会議などの意見を踏まえ、新型コロナウイルス感染症対策本部がレベル毎の行動制限を発表したり、知事が県民に取るべき行動を明らかにしています。このため、県福祉会では各種行事の開催の可否を県の行動制限に基づき判断しているところです。  ところで、令和2年度末をもって東伊豆町身体障害者福祉会が解散し、掛川市身体障害者福祉協会が令和3年度末をもって解散しようとしており、令和4年度の県福祉会の構成団体数は20を切ろうとしています。会員の減少・高齢化の波は全国を覆いつくし、日本身体障害者団体連合会においても退会する県が発生しています。  県福祉会では、今いる会員を大事にしたいと考えています。たとえば、令和3年度助成事業として、貸切バスを利用した各種県大会への参加経費を助成することにより、会員団体の経済的負担や、会員の身体的負担にも配慮いたしました。また、会員団体の意見を積極的に聞く場として、昨年度から構成団体の代表者が一堂に会して意見交換をする場を設けたところであり、今後も皆様の意見に積極的に耳を傾けていきたいと考えています。  結びにあたり、皆様の一層の御健勝と会員団体の一層の発展を祈念し、私のあいさつといたします。 新役員体制  令和3年6月1日に開催された第1回理事会並びに令和3年6月16日に開催された定時評議員会及び第2回理事会において新執行体制が決定しました。 理事                                  任期:令和3年6月16日〜令和5年に開催する定時評議員会の終結の時            会長 岩瀬 輝美 熱海市会長 杉山 高司 長泉町会長 副会長 三村 文次 島田市会長 枝村 和秋 吉田町会長 副会長 菅沼 武彦 湖西市会長 山田 保夫 磐田市会長 飯塚 進 事務局長 飯田 友久 三幸協同製作所所長         監事 任期:令和3年6月16日〜令和5年に開催する定時評議員会の終結の時 松村 隆文 三島市会長 山田 敏晴 焼津市会長 評議員 任期:令和3年6月16日〜令和7年に開催する定時評議員会の終結の時 宮ア 健 伊東市会長 竹河 十九巳 南伊豆町会長 服部 保作 裾野市会長 磯部 勝弘 藤枝市会長 庄司 秀子 吉田町副会長 佐藤 悠二 焼津市副会長 水島 武雄 掛川市会長 山田 正臣 菊川市会長  鈴木 勝  御前崎市副会長 評議員選任・解任委員  任期:令和3年6月1日〜令和5年に開催する定時評議員会の終結の時 西村 慎言 県社協部長代理 松村 隆文 三島市会長 倉島 悟子 事務局次長 第66回 日本身体障害者福祉大会 〜コロナ禍を越え、強い絆で〜  令和3年6月28日に、第66回日本身体障害者福祉大会が行われました。コロナ禍での開催ということもあり、今年度はオンライン配信となりました。  第一部では、開会宣言がなされた後、村木厚子さん(内閣官房政策参与)の講演、村木さんと阿部一彦日身連会長とのショート対談があり、第二部では、2020年度事業報告、2021年度事業計画と、以下の大会宣言及び大会決議が採択されました。 大会宣言  コロナ禍のなか、全国の仲間とともに、こうして第66回日本身体障害者福祉大会を開催することができた。  日本身体障害者団体連合会は、創設以来、障害のある者の人権の保障と尊厳の尊重、そして社会参加の促進のため、加盟団体と強い連携のもと、活動に邁進してきた。  障害者差別解消法改正をむかえるが、一日も早い施行を望むとともに、国及び地方公共団体が、障害者権利条約における当事者参画の理念を踏まえ、私たちの声を反映し、同法の円滑な運用がなされるよう注視していかなければならない。さらに、差別の定義に係る基本的な考え方を明確にさせ、また、事業者による合理的配慮の提供の義務化が、事業者及び地域間格差なく周知徹底され、実施されることが肝要である。  日本身体障害者団体連合会に集結する私たちは、“私たちのことを私たち抜きに決めないで”とする障害者権利条約の精神をもって、障害により分け隔てられることなく、地域社会において安心して暮らせる共生社会の実現をめざし、一致団結し、行動することを誓い、ここに宣言する。   大会決議 一、障害理解の活動を拡げ地域共生社会の実現に取り組もう 一、改正障害者差別解消法の一日も早い施行を実現させよう 一、障害当事者参画による地域防災の体制整備を目指そう 一、地域における身体障害者相談員の活躍と周知徹底を図ろう 一、日身連及び加盟団体連携のもと、組織体制の強化を図ろう 栄えある表彰  県身体障害者福祉会の評議員である松浦晴彦さん(牧之原市)が、県団体役員等の経歴が10年以上あることからこの度日本身体障害者団体連合会会長表彰を受賞されました。  従来は日本身体障害者福祉大会において表彰式典が行われていましたが、本年度はコロナ禍の影響によりライブ配信による式典となり、写真による被表彰者紹介が行われました。 第14回 静岡県身体障害者グラウンド・ゴルフ大会(個人戦) 日時:令和3年5月20日(木) 9:35〜11:50 場所:草薙総合運動場 補助競技場 参加者:83人 (選手:69人 付添・その他:14人)    今大会は、新型コロナウイルス感染防止対策として、マスクの着用、受付時の検温などを徹底し、密を避けるために参加人数も大幅に制限して開催しました。  前日までの雨で天候も心配されましたが、無事に大会を終えることができ、最後は「降られなくて良かったね!」とみんなが笑顔でした。コロナ禍であることも忘れてしまいそうな清々しい”ひととき”になりました。  今回の大会の結果は、下記の通りです。(10ホール×2) 【結果】 ※詳細については、HPをご覧ください。(http://www.e-switch.jp/shizuoka-shinsyo/) 以下、順位、市町名、氏名、スコアの順 1位 磐田市 三浦 幸枝 46 2位 島田市 塚本 ふで子 49 3位 藤枝市 磯部 勝弘 49 4位 吉田町 山田 征支郎 49 5位 長泉町 杉山 司 50 6位 吉田町 大石 康二 50 7位 静岡市 山本 初美 50 8位 島田市 石島 茂 50 9位 焼津市 北野 寿美代 51 10位 磐田市 渡辺 一雄 51 11位 吉田町 増田 タツ江 51 12位 焼津市 佐藤 充 51 13位 御前崎市 吉村 節枝 52 14位 静岡市 戸塚 康子 52 15位 菊川市 横山 善明 52 ※同打数の場合、ホールインワンの多い方により順位を決定する。なお、それでも決まらない場合には年齢の多い方を上位とする。        三幸協同製作所 51周年開所記念食事会  5月7日、三幸協同製作所の開所51周年を記念し、開所記念食事会を開催しました。利用者さんの会場を入所・通所ときちんと分け、会場入り口での手指消毒の徹底等、感染防止対策を徹底した上で利用者さんと職員のみではありましたが、日ごろの疲れを取り、心身ともにリフレッシュできるひと時を過ごしました。  食事のメニューは主食としてウナギと鉄火丼、おかずとして豚ステーキとコロッケ、それぞれ好みの方を選択してもらいました。食事を美味しく食べ終えた後は、喫茶コーナーとして、ケーキや和菓子を振る舞いました。  各会場にテーマを設け、装飾にも趣向を凝らしました。入所利用者の会場は『オリンピック』、通所利用者の会場は『浜松まつり』です。どちらの会場も美味しい食事を盛り上げるだけでなく、アフターコロナへの期待と希望を込めました。以前までのような関係機関や地域・保護者の方々をお招きしての式典は開催できず、簡素化した中での食事会となってしまったことに悔しさを覚えます。しかし半世紀の歴史を重ねてきた三幸協同製作所が更なる歴史を紡いでいけるよう、一歩ずつ着実に歩んでいきたいと思います。様々な方々に支えられてこその施設であると、コロナ禍の中で改めて感じました。 ブロックだより 東部ブロック 清水町身体障害者福祉会 清水町身体障害者福祉会の活動                  昨年は、コロナ禍の中でほとんどの行事が中止となりました。清水町で担当した、フライングディスク交流会も準備万端の間近で中止となりました。  公共施設の借用ができませんでしたので仕方のないことでした。  今年度も果たして、どれだけの活動ができるものか不安ですが、5月25日に会員の親睦を兼ね、長靜ライン下りの日帰りバス旅行を計画しておりましたが、中止となりました。  今年度の会員数はだいぶ減り26人になり、4月28日(水)に総会を開催できる運びとなり、17名の出席を得て、総会の資料に則って協議審議承認をいただきました。  現在、活発に活動を継続できているのが、運動部主催のグラウンド・ゴルフとフライングディスクの練習で、月4回実施することができ、毎回12〜13名の参加をいただき、最高齢の90歳、89歳、88歳の美女3名の方々がリーダーとなり楽しくゲームを進めております。残念ながら、月1回のカラオケは中断となっております。  どこの市町も抱えております問題ですが、段々会員が高齢化して来ており、役員の依頼がなかなかスムーズに行かず益々、会を維持存続していくのが困難になっているのが現状です。  今は、ただ皆さんが楽しく行事に参加して、自分の力で歩けて会話ができ、最小限のことができ、生きがいを持って日々の生活を送れることを願うしかありません。微力ながらそんなお手伝いができればと考えております。                                                           中部ブロック 牧之原市身体障害者福祉会 牧之原市身体障害者福祉活動の現状  牧之原市といえば、飛行場、大茶園、広大な海、何処からでも眺め仰ぐ事が出来る日本一の富士の下で私達は生かされております。  牧之原市も2町が合併され、交流範囲が広くなったものの交通の面では不便さは変わりなく、予定した時刻に外出する事は大変で、タクシー予約、または早めの時間に出発して現地で待つ、活動時間を基に役員様に便乗させていただくようにし、お互い助け合って毎月の役員会を実施しています。  会員が減る現在、一人でも多く入会して助け合えるようにと、入会案内状を人々が集う場所(役所、公民館、病院、神社等)にお願いして置いていただいています。  相談員、役員も活動の一つにして、会員を一人でも多くと知った方には入会を願っていますが、2町合併した現在も会員増は難しいです。  女性部活動も「掘り起こして」をいう声も他から寄せられますが、大変難しいことだと思います。  年老いた人が多く、若者がいない、家事・外仕事を本人がこなさねば生活が大変になります。また、誰が障害を持っているか判明しません。  ふれあい奉仕活動の事業、防災訓練、障害者文化作品展、スポーツ大会等、以前のように年間行事に入れ再開しなければと思うものの、如何すれば会員の皆様が出席可能か悩みであります。  公の交通バスは時間的に無理、デマンド乗り合いタクシーは会員制で運営をしていますが、予約制で車椅子利用の方は3日前までにタクシー(東海)に相談する等、条件があります。交通の不便さから、障害があっても運転出来る方に便乗させていただいております。  通知配り、家庭訪問。理事、評議員、相談員が訪問を兼ね通知配りをする。障害を持った方との交流の一場面です。この機会に、少しでも地域の人との交流があり、現状を知ることができればと思います。 西部ブロック 御前崎市身体障害者福祉会 新型コロナ禍の福祉会  去年、今年と新型コロナウイルスにより様々な行事が中止・延期となりました。当会においても、去年と今年は、総会そのものも中止のやむなきに至り、書類だけを全員に配るのみとなりました。  会員の皆さんがいつも楽しみにしていた6月の旅行も中止になり、交流の機会が減ってしまい残念な気持ちでいっぱいでした。  その中で十分な感染対策をした上で行なえたものもありました。昨年の11月には浜岡福祉会館内外の清掃活動を実施し、今年度に入り、ようやく西部フライングディスク大会を行えるようになりました。  年度が変わり、やっと新型コロナウイルスの感染が落ち着くかと思いましたが、まだまだ時間がかかりそうです。ワクチンを打つようになったら、落ち着いてくるでしょうか。はやくコロナが収束して欲しいと願うばかりです。  今は、グラウンド・ゴルフやフライングディスクの練習活動を少しずつ再開しておりますが、参加できない人もいますし、今後の感染状況次第では、活動の自粛・延期を再度考えていかなければなりません。早く以前のように、皆さんと気軽に会えて、話せる日々が来るのを楽しみにしています。  また、年月が経つにつれ、会員数が減っています。現在御前崎市の会員数は、150人くらいです。御前崎市身体障害者福祉会の活動が円滑に進められるよう、会員の皆様には今後もご協力頂けたらと思っています。 令和3年度 これからの主な行事予定 (1)県福祉会主要行事 第63回静岡県身体障害者福祉大会・静岡県身体障害者相談員研修会 9月10日(金) 県総合社会福祉会館 第47回静岡県障害者文化作品展 11月11日(木)〜11月16日(火) 県総合社会福祉会館展示ギャラリー 第16回静岡県身体障害者フライングディスク大会 11月26日(金) 静岡市中央体育館 第39回静岡県身体障害者交通安全教室 令和4年1月20日(木) ひと・ほんの庭にこっと 第18回静岡県身体障害者ボウリング大会 令和4年2月3日(木) 狐ヶ崎ヤングランドボウル (2)共催・関連行事 フェスタシズウエル2021 今年度は中止 県総合社会福祉会館 日身連関東甲信越静ブロック身体障害者相談員研修会 今年度は中止 埼玉県(開催地は来年度にずらす) 第22回静岡県障害者スポーツ大会わかふじスポーツ大会 9月12日(日)〜11月28日(日) 県内各会場 第21回全国障害者スポーツ大会三重とこわか大会 10月23日(土)〜10月25日(月) 三重県 日身連関東甲信越静ブロック秋季代表者会議 10月26日(火)〜10月27日(水) (開催方法については後日判断) ホテルグランヒルズ静岡 (3)主要会議等 第3回理事会 令和4年3月18日(金) 県総合社会福祉会館 構成団体代表者会議 8月2日(月) 県総合社会福祉会館 正副会長会 9月15日(水)・11月16日(火)・令和4年1月19日(水)・3月2日(水) 2020年度 イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンのご報告  静岡県身体障害者福祉会では「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」に参加しています。このキャンペーンは、毎月11日の「イオン・デー」にレジで受け取った黄色いレシートを支援したい団体のボックスに投函してもらうことで、レシート合計の1%分の品物を寄贈していただけるものです。  2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため店頭PR活動が中止になりましたが、多くの方々にご支援いただき、イオン清水店様より12,900円分、マックスバリュ静岡丸子店様より11,300円のギフトカードを贈呈していただきました。主に静岡県身体障害者福祉センター利用者が使用する備品・消耗品を購入しました。ありがとうございました。  今年度も2店舗に登録し活動を行います。お立ち寄りの際は、ぜひ静岡県身体障害者福祉会のボックスに投函をお願いします。 投稿募集  俳句・短歌・川柳、地域での活動や取り組みの様子、日頃の生活で得た感動や発見、思いなどありましたらぜひご投稿ください。次回の締切は11月5日(金)です。  ※点訳をするため、漢字にはふりがなをお願いします。 [送付先] 静岡県身体障害者福祉会 〒420-0856静岡市葵区駿府町1-70静岡県総合社会福祉会館5階 電話054-252-7829 FAX054-255-2011 e-mail syougaisya@za.tnc.ne.jp