新年のごあいさつ    社会福祉法人静岡県身体障害者福祉会 会長 岩瀬 輝美 新年明けましておめでとうございます。 謹んで初春のお慶びを申し上げます 昨年は県福祉会の事業運営につき、ご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 年頭から新型コロナウイルスの話になってしまいますが、昨年の第5波の感染状況はすさまじく、 厚生労働省のオープンデータのうち「新規陽性者数の推移(日別)」によれば、5月26日の全国の 新規陽性者数は24,961人となっています。しかし、第5波が衰退したあと急速に収束し、 11月中旬には200人程度となっており、ピーク時の1%以下です。 その理由としては、ワクチン接種者が増加したことやウイルスが死滅しているなどいろいろな説が 飛びかっていますが、確実な分析はまだなく、ヨーロッパなどでは感染が再び拡大している とも言われており、まだまだ先行きは不透明です。 さて、令和3年度のこれまでの本会の活動状況ですが、延期された行事もあったものの、コロナ禍により 事業規模を縮小した令和2年度並みに作成された事業計画どおりの進捗状況です。令和4年度の事業は コロナ禍以前の通常の事業規模に戻れるかもしれません。構成団体におかれても、会員の皆様同士が お互いに元気な姿を頻繁に確認し合い、歓談して笑い声が復活するような、平年の事業活動に戻られることを切に願っております。 2022年の干支は壬寅(みずのえ・とら)です。「寅」という字は、元々は「いん」と読み、木が伸び始める状態を 表しているとされています。そこから寅年は「才能や運気が芽吹き新しい成長が期待できる」年と言われているそうです。 是非、コロナ禍から局面が変わり、新しい成長を期待したいものです。 結びにあたり、市町福祉会のますますのご発展と皆様方のご健勝をお祈りいたしまして、新年のごあいさつといたします。 令和4年 元旦 令和3年度静岡県健康福祉大会における知事表彰 このたび、令和3年度静岡県健康福祉大会における社会福祉功労者に対する知事表彰として、菅沼武彦静岡県身体障害者福祉会 ・副会長(湖西市身体障害者福祉協会・会長)が表彰されました。 コロナ禍のため大会が中止となったため、県福祉会岩瀬会長から賞状を授与していただきました。 要望活動の紹介 1 静岡県への要望 令和3年11月4日に県庁別館において、本会を含む県内身体障害者7団体(県福祉会、静岡県視覚障害者協会、静岡県聴覚障害者協会 、静岡県静鈴会、日本オストミー協会静岡県支部、日本心臓ペースメーカー友の会静岡県支部、静岡県中途失聴・難聴者協会)の 代表者と石田静岡県健康福祉部長との懇談会が行われました。冒頭、各団体の要望事項をまとめた『令和3年度身体障害者団体要望書』 (上記団体のほか静岡県車椅子友の会及び静岡県腎友会を加えた9団体)を、参加団体を代表して岩瀬会長から石田部長に手渡しました。 本会からは次の4点を要望しました。 1 静岡県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例の改正 2 「心のバリアフリー」施策の推進 3 エスカレーター歩行禁止の啓発 4 個人情報保護条例に対する静岡県の見解 県からは後日書面で回答がある予定です。 2 「令和3年度 日身連要望事項回答文書」より (要望内容) 個人情報保護法の施行以後、行政から身体障害者手帳交付者に 関する情報が制限され、身体障害者相談員の相談業務に大きな支障 が生じている。加えて、新型コロナウイルス感染防止をはじめ、頻 発する自然災害や緊急における障害者の避難誘導に関しても大きな 壁となっている。身体障害者相談員は障害者福祉法で規定された制度であり、日頃から障害のある人やその家族に寄り添い、 信頼関係を築きながら障害のある立場で相談活動を実践している。こうした実績に鑑み、障害者相談員の活動を支援している 障害者団体に対し、手帳交付者の承諾のもと、情報を提供いただきたい。 (厚生労働省回答) 1 身体障害者福祉法施行令第9条により、手帳交付自治体は身体障害者手帳交付台帳を管理することとなっておりますが、 これは自治体が管理する個人情報であり、個人情報保護法の趣旨を踏まえ、自治体の定める個人情報保護条例に沿って適切に 対応されているものと認識しております。 2 国としては当該情報の提供可否を判断する立場にないことから、当該情報の提供にあたっては、各自治体にご要望 いただくようお願いいたします。 【参考】個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十七号) (利用目的による制限) 第十六条 個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に 必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。 2 個人情報取扱事業者は、合併その他の事由により他の個人情報取扱事業者から事業を承継することに伴って 個人情報を取得した場合は、あらかじめ本人の同意を得ないで、承継前における当該個人情報の利用目的の達成に必要な 範囲を超えて、当該個人情報を取り扱ってはならない。 3 前二項の規定は、次に掲げる場合については、適用しない。 一 法令に基づく場合 二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある 場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。 (第三者提供の制限) 第二十三条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを 第三者に提供してはならない。 一 法令に基づく場合 二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある 場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。 第63回静岡県身体障害者福祉大会 9月10日(金)に開催を予定しておりました第63回静岡県身体障害 者福祉大会ですが、開催直前の8月17日(火)、静岡県を含む13都 府県が新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言の対象地域になること が政府から発表されたため、今回は、残念ながら一堂に会することが できなくなってしまいました。  本来であれば静岡県知事をお招きして式典を執り行うところでしたが、 知事からのご祝辞をはじめ、障害者の避難所におけるあり方を考える 研修内容についても、参加者の皆様から採決をとるはずの大会宣言や 大会決議も資料の送付をもって代えさせていただくことになりました。  栄えある知事褒賞を受けられました磐田市の大庭久枝さんと熱海市 の戸田初美さんのところには、宣言解除後の10月4日(月)と8日(金) に、それぞれ岩瀬会長と飯塚事務局長が訪問して賞状と記念品を授与 しました。  これまでのご活躍に対するご功績が評価され、晴れの舞台で表彰を 受けられることを心待ちにしてくださっていた受賞者の皆様には大変申し 訳ありませんでした。来年こそは、3密を気にせず、会場一杯の参加者を 得て、盛大に実施できることを切に願っております。 [県知事] ◎知事褒賞贈呈者(2名)  (おおば) (ひさえ)(磐田市)(身体障害者相談員20年以上の在職者)  (とだ) (はつみ)(熱海市)(身体障害者の自立更生者) [会長] ◎一般団体・個人感謝状贈呈者(2名) (身体障害者の福祉向上に寄与し貢献があった一般団体又は個人で、会長又は市町団体長の推薦した者) (こばやし) (あつこ)(静岡県視覚障害者情報支援センター) (いいだ)(ちえこ)(静岡県視覚障害者情報支援センター) ◎県、市町その他関係機関感謝状贈呈者(1名) (県、市町その他関係機関において、引き続き5年又は通算して7年以上にわたり身体障害者福祉事業に従事し、功績顕著な者) (ひろせ)(ただ)(やす)(静岡県静鈴会) ◎特別感謝状贈呈者(2名)(前年度に各市町会長を退職し、その功績顕著な者) (もりた)(牧之原市) (おぎ) (ひで)(いち)(磐田市) ◎功労表彰状贈呈者(6名)(身体障害者相談員として10年以上在職し、功績顕著な者)  いよの たかし(伊東市)  (まつむら) (たか)(ふみ)(三島市)  (すぎやま) (たかし)(長泉町)  (さとう) (ゆうじ)(焼津市)  (さいとう) (みつふみ)(島田市)  (まつい) (のぶいつ)(湖西市) ◎自立更生表彰状贈呈者(11名) (身体の障害を克服して自立更生し、一般障害者の模範となる者で市町団体長の推薦した者)  (ふくもと) (のぶ)(あき)(伊東市)  (くぼた)(こ)(熱海市)  (えざき) (たかお)(三島市)  (すぐろ) (ひでこ)(長泉町)  (さとう) (みつる)(焼津市)  (やまだ)さか(え)(藤枝市)  (もん)(ちょう) すが(島田市)  (たなか) (のぶ)(かつ)(吉田町)  (あおの) (よし)(はる) (菊川市)  (しまだ) (ひでこ) (磐田市)  (なかしま) (かずひろ)(湖西市) 第16回 静岡県身体障害者フライングディスク大会 日 時 令和3年11月26日(金) 9:30〜11:30 場 所 静岡市中央体育館 アリーナ 協 力 しずおか障がい者フライングディスク協会      静岡女子高等学校(ボランティア) 参加者 東部・中部・西部の各ブロックにおいて選抜された15 チーム(1チーム5名)            合計75人   今回も昨年に引き続き、新型コロナウイルス対策を徹底して大会を 行いました。団体戦は1チーム5人、それぞれ10投を2回の総得点で 勝敗を決しました。75人の参加者の中で20投パーフェクトを出したの は4人。この4人で7mのサドンデスを行い、以下のとおり上位3名が 決まりました。みなさん、おめでとうございました!  また、今年も静岡女子高校の学生ボランティアのみなさんにディスク 渡しや消毒のお手伝いをしていただきました。片付けの時にもさりげなく 力を貸してくれていた様子は非常にほほえましく、お互いにとって良い 交流になったのではないかと思います。ありがとうございました。 詳細は、ホームページ(http://www.e-switch.jp/shizuoka-shinsyo/) にも掲載していますので、そちらもご覧ください。 【団体戦】                                  順位 チーム名 1回目 2回目 合計 優 勝 三島市 44 45 89 準優勝 掛川市 43 39 82 第3位 熱海市 41 40 81 【個人戦】 順位 チーム名 氏名 第1位 菊川市 青野 義治 第2位 裾野市 下山美千代 第3位 掛川市 赤堀 逸子 ブロックだより 東部ブロック                                裾野市身体障害者福祉会 裾野市身体障害者福祉会の現状 2020年1月に新型コロナ感染症が発生し、その後日本中にコロナが蔓延して4月に緊急事態宣言が発令されました。 毎年5月に行われる福祉会の総会(66回)も書面評決になりました。 この年はほとんどの行事が中止・延期となりました。それでも、東部地区女性部主催の裾野市富士サファリパーク・ 見学研修会が10月21日に開催され、当福祉会では車4台16名で参加しました。 東部地区の第23回グランドゴルフ交流会が裾野市営グランドで11月14日、7市町、91名参加で開催されまして、 障害者同士の親睦ができたと思います。 2021年もコロナ感染が終息せず、第1波〜第5波と続き今日に至っております。 コロナ感染症対策をして第67回定期総会を文化センターで開催しました。本年度も行事が中止・延期に なっているものが多いです。不要不急の外出を控えても体力・体調が衰えるばかりです。  そこで、@グランドゴルフ練習(深良グランド・毎週木曜日練習・15名前後) Aフライングディスク練習(裾野市体育館・13名前後)  B裾野市障害者スポーツ教室(裾野市体育館)ボッチャ競技チーム戦・毎月第4土曜日(緊急事態宣言中は休み)などのスポーツで体力増強、 文化部主催の手芸の会(裾野市東西公民館・12名前後)で毎月第2日曜日に開催しております。  さて、福祉会の当面の現状は他の市町同様会員の減少で困惑しております。令和元年度90名、令和2年度76名、令和3年度67名の会員数です。 新しい会員が入会せず、この先会の運営・存続がどうなるのか不安です。  明るいニュースでは8月にパラリンピック聖火点火式が裾野市役所前で行われて、市内の障害者施設の人や 福祉会より5名参加して盛大に行われました。 パラスポーツの競技をテレビ観戦して、感動と勇気をもらいました。特にボッチャ競技は手軽にできるスポーツだと思います。 今度、福祉会でも挑戦しようと思っております。 中部ブロック                                        吉田町身体障害者福祉会 施設訪問ボランティアを続けて10年  私たちの町には、3障害(身体、知的、精神)の人が通所している施設があります。  この施設は、障害者の自立及び社会参加を促進し、障害者の福祉の向上を図るためを目的にしています。総合障害者自立支援施設 [あつマリーナ]  という名称で町が建設をして、社会福祉法人が指定管理者として運営しているものです。  私たちもせっかく町内にこのような施設を作っていただいたので、どんな施設でどういう人が通えるのかを知っておいた方が良いと考えました。 それが訪問を始めた理由です。  平成22年より開所された翌年から、年1度ではありますが訪問をしています。 2020年からはコロナ感染が始まりましたが、感染対策をしながら続けています。 毎年、11月にお菓子と飲み物、ミカンを持って行きます。作業の 邪魔をしないように休憩中を利用し慰問品を渡しました。 その後、一緒にラジオ体操をしました。私たちも良い汗をかき、 すがすがしい気持ちになりました。 通所者の作業(写真は2020年のものです)も見学させていただきました。作業に集中している人、訪問者に作業内容を一生懸命説明してくれる人、 和やかな雰囲気の中、訪問を終えることができました。  訪問した皆さんも施設に対して認識が深まった日でした。 西部ブロック                                       湖西市身体障害者福祉協会 令和3年度の湖西市身体障害者福祉協会 令和3年度の活動が開始されると同時に、新型コロナウイルスの感染が拡大し、湖西市では、5月に緊急感染拡大防止が発出され、6月5日(土)湖西市で予定していた、 第13回西部ブロックフライングディスク交流会が中止となった。6月20日(日)磐田市で予定していた、令和3年度定期総会も西部各地で感染が蔓延している状況を受け、 資料配布とした。 8月に入り、静岡県に緊急事態宣言が発令され、10月に、御前崎市で予定していた、第15回西部ブロックグラウンドゴルフ大会も中止した。  新型コロナウイルス感染が蔓延している状況の中でも、事業、行事を中止するのではなく、どうしたら開催できるかを検討し、開催したいものだ。 開催しないと会員の居場所がなくなり、会の運営が行き詰まることが懸念される。緊急事態宣言が解除され、そろりそろりと残された6ヶ月事業活動を復活したいと思う。 第63回静岡県身体障害者福祉大会で、湖西市から2人の仲間が会長表彰者に選出された。あいにく福祉大会は緊急事態宣言が発出中で開催中止となり、大変残念でした。選出された、松井伸逸氏(相談員)と中島一廣氏(自立更生)両名 おめでとうございます。 静岡県障害者芸術祭参加事業 第47回静岡県障害者文化作品展を開催しました 11月11日(木)から16日(火)までの6日間、第47回静岡県障害者文化作品展が、静岡県総合社会福祉会館1階展示ギャラリーで開催されました。 絵画・書道・写真・彫刻・工芸・手芸・文芸書画の7部門に、123点の出展があり、どの作品も心のこもった力作でした。  9人の審査委員による審査・協議の結果、最優秀賞(静岡県健康福祉部長賞)5点、優秀賞(静岡県身体障害者福祉会・会長賞)9点、特別賞(静岡県社会福祉協議会・会長賞)4点、努力賞(静岡県身体障害者福祉会・会長賞)6点の計24点が決定しました。 最優秀賞の受賞者は下記のとおりです。 【最優秀賞 (静岡県健康福祉部長賞)】 部門 作品名 氏名 所属 障害区分 絵画 秋の渓流 坂部 進  掛川市 両感音性難聴 書道 楽 山田 忠男 熱海市 右上下肢機能 写真 水田と夕焼け 溝口 光好 菊川市 身体 工芸 壁掛け(額) 無量壽 八木 省 菊川市 内部 手芸 美しい日々 三木 春子 熱海市 両下肢機能   その他の入賞者については、当会ホームページ(http://www.e-switch.jp/shizuoka-shinsyo/)に掲載されておりますのでご覧ください。また、特別支援学校から多くの作品を出展していただき、受賞作以外の作品には奨励賞を贈りました。 来場者からは、「細かな手作業の技に感動しました。」、「心のこもった力作を見て心が躍りました。」、「素晴らしい作品ばかりで感動しました。同じ難病患者ですが励みになりました。」、「奨励賞をいただき、もっともっと絵を描いて表現することの素晴らしさを一緒に感じていけたらいいなと思いました。」など、多くの感想が寄せられました。 これまで、最優秀賞を受賞した方は翌年から4年間、審査対象外の「特別出展」として展示しておりましたが、出展者が高齢化し、出展数も減少していく懸念があるため、審査委員会で検討したところ、来年度より特別出展の期間を2年間とすることが決まりました。令和4年度の文化作品展では、令和2年度・3年度の最優秀賞受賞者は特別出展、それ以前に受賞された方は審査対象となります。 来年度も多数のご出展をお待ちしております。     投稿大募集 地域での活動や取り組みの様子、日頃の生活で得た感動や発見、思いなどありましたらぜひご投稿ください。 次回の締め切りは 6月10日(金)です。 ※点訳をするため漢字にはふりがなをお願いします。 【送付先】 静岡県身体障害者福祉会        〒420-0856静岡市葵区駿府町1-70 静岡県総合社会福祉会館5階        電話054-252-7829 / FAX054-255-2011 / E-mail: syougaisya@za.tnc.ne.jp