生活訓練事業
■赤い羽根共同募金受配事業
 
当協会は、赤い羽根共同募金の助成を受け、平成19年から中高年の手話講習会を、平成20年から夏休みろう子どもクラブを開催しています。
そのお知らせ及び取り組みを報告いたします。


■2014(平成26)年度夏休みろう子どもクラブ(報告)
 

 赤い羽根共同募金受配による「夏休みろう子どもクラブ」が、今年度も8月5日(月)から8日間にわたって開催されました。
 この事業は平成20年から毎年夏休みに開催しています。開始当初は、延べ参加者61人でしたが、年々参加者がふえ今年度は3歳から高校3年生まで延べ237人の子どもたちが集まりました。ろう者や手話通訳者、大学生などのスタッフ総勢159人が加わり連日大にぎわいでした。
幼児は工作、調理、ゲーム、プールなどをおこないました。調理では、全員のおやつを幼児グループの子たちが作ってくれました。かぼちゃのチーズおやき、おだんごいずれも大好評でした。工作では、ぶんぶんゴマを作って遊んだりびっくり箱を作ったりしました。
 小学生は、宿題や家から持参したドリルで勉強をしたり、プールに入ったりしました。家では、なかなか集中して勉強できませんが、クラブに来ればおともだち同士競い合ったり、大学生や指導者に教えてもらったりしながら宿題もはかどるようです。
 中高校生は、宿題の他「銀行のしくみや使い方」「心理テスト」「裁判について」などの学習をおこないました。また、昨年に引き続き参加者全員の昼食作りもおこないました。メニュー作りから話し合いを重ね、スタッフも含め60名以上の昼食を作りました。今年のメニューは、ツナこぶごはん、肉じゃが、コールスローサラダ、卵スープでした。どれもとてもおいしく、みんなおかわりをしていました。
 6日目には、全員で路線バスに乗り大浜プールに行きました。大浜プールには、大小6つのプールがあります。みんな、おともだちやボランティアと一緒に流れるプールに入ったり、幼児プールのすべり台で遊んだりと1日中思い切り遊びました。
 参加した子どもたちからは「毎年参加している。同じ障害を持った人がたくさん参加していて、友人が増えていくことが楽しい。」「このクラブがなかったら、家に引きこもっていてつまらない夏休みだったと考えると参加できて良かった」「このクラブを開くためのお金は、赤い羽根の募金から出してもらっていると聞き、とてもありがたいと思いました。私も社会人になったら赤い羽根に募金します。」などの感想が寄せられました。
ありがとうございました。

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