記念講演

 日本は周囲を海にかこまれた島国です。

 昔の日本人は、海を眺めて、海の向こうに幸せと希望があると考えてきました。

 日本人にとって海はたいせつなところです。今は日本中どこに住んでいても、見ようと思えばいつでも海を見ることができます。ところが、海は見えていても、海のことを知らない人、知らなくても気にしない人が多すぎます。海をめったに見れない中国では、海は恐ろしいところ、海岸は世界の果てだと考えてきたそうです。

 さて、あなたは海をどう思って見ていますか。

鈴木克美氏 プロフィール
1934年 3月 静岡県浜松市生まれ

【最終学歴】
1956年 3月 東京水産大学卒業

【職歴】 1956年 4月 江ノ島水族館入社
1963年 7月 金沢水族館(副館長)
1980年 4月 東海大学教授・博物館副館長
1998年 4月 東海大学博物館館長
2004年 4月 東海大学名誉教授
現在:日本動物園水族館協会会友・編集顧問。日本魚類学会評議員。

学術論文110篇・著書32冊 (近著『アンコウの顔はなぜデカい?(山と渓谷社)』や『水族館学(東海大学出版会)』等)

【資格など】
1959年 4月 文部省学芸員資格認定試験合格(聴覚障害者として初)
1965年 3月 普通自動車運転免許(補聴器使用付免許)
1966年 8月 公認潜水士免許
1980年 1月 東京大学大学院で農学博士
2001年12月 博物館事業功労者として文部大臣表彰

【障害歴など】
幼時より難聴  現在両耳110db (1種2級)
2003年 3月 人工内耳MED−ELC40+手術(東京大学医学部附属病院耳鼻科)
みみより会元会長・現参与。全日本難聴者中途失聴者連絡協議会元顧問。


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