スマイルキャンプレポート

自閉症児者療育サマーキャンプ(通称スマイルキャンプ)の実行委員長の辻田です。

8月14日〜16日に行われたキャンプは無事終了することができました。
今年のキャンプは天候にも恵まれ、全ての企画を予定通りに行うことができました。参加人数は自閉症児者が42名、学生実行委員&ボランティアが66名で親や兄弟、指導者なども含めると200人以上の大人数になりました。3日間にわたって親と指導者の方は子供とはなれて講師の先生の講演を聞き、対象児者とその兄弟とボランティアは実行委員が企画したさまざまな行事を楽しみました。
行った行事としては、お祭りの夜店風の買い物学習や運動会や浜名湖での海水浴やキャンプファイヤー、カッター訓練、ディスコ大会など盛りだくさんでした。対象児者の年齢が2歳から31歳までと幅広いこともあり、企画を立てるのも楽ではありませんでしたが、例年よりも楽しんでくれていたように思います。自閉症という障害の特性からも、慣れない環境で3日間過ごすことは苦しいだけでプラスにはならないのではないかという心配もありましたが、子供たちにもたくさんの笑顔が見られ、「楽しかった」という声も聞くことができ、やって良かったなと思っています。満足する点よりも反省すべき点の方が数多くありますが、とりあえず今年のキャンプは大成功でした。
また今年は新聞にもとりあげられてたいへん驚きました。(8月15日静岡新聞)

私はこれからこのキャンプ以外の面でも自閉症児者の療育にかかわっていきたいと考えています。今後、自閉症の正しい認識を社会に広めるためにも、自閉症についてのホームページを作ってみたいとも思っています。
また、ボランティア通信のホームページはとても面白いし役に立つので、これからも更新を楽しみにしています。それでは、失礼します。


実行委員長:辻田剛己@静岡大学教育学部