事務員


施設の縁の下の力持ち的存在。
幅広い知識と客観的判断で、さらに施設をよりよい環境に。

仕事の内容
施設事務員の仕事は、主に会計と庶務に分けることができます。会計では、財務の処理、国や地方自治体に対する施設運営費(措置費や補助金)の請求、職員の給与関係の処理をする業務を担当します。庶務では、文書の作成・発信・受信・管理などの業務を担当しています。ほかにも来客や電話の応対、設備の保守などの業務や利用者の行事の補助をすることもあります。

ある1日をふりかえって
事務の仕事は、1日単位の業務というよりも、月単位、年単位の業務が多くあります。毎日の仕事としては、金銭の出納、文書の収受、電話の応対、接客などです。月単位になると据置費の請求、業者への支払い、給与の支給、月の財務処理などがあります。これらの仕事の間に、年間単位の業務として職員の採用関係の事務(3.4月)、期末手当計算事務(6.12.3月)、予算(2月)、決算(3.4月)等が随時行われます。

ここが魅力
施設のなかの縁の下の力持ち的存在であり、施設の要でもある職種が事務員です。利用者や職員のよりよい環境づくりを経済的な面を中心に企画、立案、実行していくことは、難しい点も多いですが、反面、責任も重く、やりがいのあるものです。その中で、特に利用者が望んでいたものを、予算化、実現化できたときは嬉しいものです。

事務員になるには
事務員は、学歴や資格を問われません。知識としてあったほうがいいのは、簿記ですが、社会福祉会計は特殊ですので、実践の場で学ぶことが多くなります。ワープロの技術やコンピュータの知識も必要となってきます。
事務員の適性としては、幅広い知識や文書処理などを正確に行える人、そして、福祉全般の知識と理解、かつ客観的な判断力がある人が求められています。


Copyright(C) 1995,1996 静岡県ボランティア協会
出典 「Volunteer・ガイダンス(手引き)」
Copyright(C) 1995,1996 静岡県社会福祉人材センター