会長就任あいさつ   

                         会長 岩瀬 輝美 



 日頃、会員並びに関係者の皆様には、静岡県身体障害者福祉会(以下「県福祉会」という)
の運営や事業の実施などにつきまして、ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。

 私は、去る6月17日に開催された令和7年度第2回理事会において引き続き会長を任さ
れることになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、6月12日には実に6年ぶりに実地・対面での開催となった第70回日本身体障害者
福祉大会かながわ大会に参加してまいりましたが、大会宣言のなかに「改正障害者差別解消法
により事業者への合理的配慮の提供が義務化された今、円滑な運用がなされるよう、私たちが
発信役となり、同法の意義と理解を地域に広げ、根ざしていかなければならない」との一節が
ありました。法律ができたからと言って、直ちに障害者に対する不都合や差別が解消されるわけ
ではありません。やはり障害者側から事業者へ合理的配慮を求めるアプローチが重要であり、
事業者との「対応できる・出来ない」といったレベルではなく、「どうしたら不都合が解消で
きるのか」をさぐる建設的な対話を通じてこそ、具体的な不都合や差別が解消されていくものと
思われます。そのため、私たち県福祉会では引き続き他の障害福祉関係団体とともに、国、県、
さらには業界団体へ障害者の切実な声を届け、不都合や差別の解消に努めてまいりたいと考えて
おります。
 結びにあたり、皆様の一層の御健勝と会員団体の一層の発展を祈念し、私のあいさつといたし
ます。




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