アバター・ボランティア募集!!
〜バーチャルキッズパークで療養中の子ども達と楽しくお喋りしませんか〜
株式会社メディアフュージョン
代表取締役 榊原淳
長期療養児の心の発育を支援するVRML仮想空間「バーチャルキッズパーク」の運営を現在行っています。「バーチャルキッズパーク」では、インターネット上の仮想空間を通じて、病気療養中の子ども達や、パソコン好きの元気な子ども達、そして、子どもが好きな学生や大人の人たちと、楽しくチャット(お喋り)をする仲間を募集しています。「バーチャルキッズパーク」は、以下からからアクセスできます。
http://www.mediafusion.co.jp/v_kids/index.html
現在、以下の時間帯にアクセスいただくと、仮想空間のどこかに「兵庫県立のじぎく療育センター」にいる子ども達が遊んでいるはずです。
空間が広いので他のアバターを探すのがたいへんですが。
たくさんの方々にアクセスいただいて、いつアクセスしても、仮想空間が実際の街のようににぎやかになるようにしていきたいのです。
また、インターネット環境の整った学校からもアクセスしていただき、病院にいる子ども達が学校にいる子ども達と楽しくコミュニケーションできるようにもしていきたいのです。
- アクセスの多い時間帯
「バーチャルキッズパーク」自体は24時間運用ですが、病院の子供たちが必ず入る時間帯としては、以下のとおりです。
- 毎日3時30分〜4時30分を病院の子どもが必ず入る時間帯に設定しています。
- 現在、夜の7時30分以降もアクセスできるように調整中です。
- また、その他の時間には学校間等のチャット交流時間を設定していこうと他の学校に呼びかけています。
- 他のアバターの見つけ方・アバター集合場所
バーチャルキッズパークでアクセスしている他の人のアバターの近くに移動するためには、以下のようにすると簡単です。ブラウザーのチャットウインドウの下端にさんかく三角形のボタンがあります。そのボタンを押すと自分から一定の距離内にいるアバターのリストが表示されます。そのリストの中にある名前を選択すれば、その名前のアバターの前に移動できます。
もし、このリストに<Neighbours>以外表示されなければ、自分の近くにアバターがいないことになります。
他の人がアクセスしていても、仮想空間が複数あり、しかも広いのでなかなか見つけることが難しいかもしれません。
そこで、この場合は、大阪パークの通天閣(飛行機の回っているタワー)の下あたりに移動してみてください。この場所を集合場所にしていますので、しばらく待っていただいたら誰かがやって来るかもしれません。
大阪パークに入っていただくとブラウザーのメニューの「Go」に「しゅうごうばしょ」という項目を設けましたので、それを選択してもらえば、この集合場所に自動的に移動できます。
- バーチャルキッズパークとは
本システムは、阪神淡路大震災からの産業復興を目的に設立された財団法人阪神・淡路産業復興推進機構が実施している「震災地区産業高度化システム開発実証事業」の一貫として行われ、株式会社メディアフュージョン(情報通信に関わる企画・開発会社、尼崎市)が中心となって、有限会社ジーティービー(神戸)、株式会社UBネットワークス(東京)、株式会社大阪メディアポート(大阪)の企業グループによって進めています。また、スマートバレー・ジャパンの連携プロジェクト「バリアフリー・キッズ・ネットワークシステム」としても位置づけられ、全国展開を図っているものです。
「バーチャルキッズパーク」は、現状の医療サービスでは長期療養児に対してなかなか組み込むことが難しい精神的ケアを行うためのコミュニケーションツールです。当システムは、VRML技術を駆使した仮想空間で、子供たちがインターネット上の仮想空間で自由にチャットやゲームをしながら楽しく遊ぶことができます。空間内へは選んだぬいぐるみ(アバター(化身))になって入るため匿名性があり、対人関係が苦手な子供も入りやすい環境となります。バーチャルキッズパークは大阪パーク、神戸パーク、京都パークなどで構成され、地域を象徴する建物や景色、行事などを盛り込み外へ出れない子供たちも、仮想の街の中で自由に飛んだり、走ったりすることができます。今回の実証実験は、兵庫県立のじぎく療育センター(神戸市)に、三菱電機株式会社から寄贈いただいたパソコン10台を、病棟や診療室に設置し、専用線でインターネットを接続して行います。
プロジェクトは以下のスケジュールで進んでいます。
- 97年1月;のじぎく療育センターにて職員と入院児童に対するパソコン研修
- 97年2月上旬;バーチャルキッズパークβバージョンオープン
- 97年4月上旬;バーチャルキッズパークV1正式バージョンオープン
- 97年8月上旬;バーチャルキッズパークV2バージョンオープン
- 98年1月末;実証実験終了
本プロジェクトは、単に、システムを開発し、運用するだけのプロジェクトではありません。病院や施設、あるいは家庭には、長期療養や障害等が原因で、外に出ていろいろな子供たちと自由にコミュニケーションできない子供たち(閉じこめれている子供たち)がたくさん存在しています。そのような子供たちはコミュニケーションが限定されるため、知能の発達や心の形成に何らかの問題を抱えることが多いのです。そのことを広く世の中に知ってもらい、それを改善していかなければならないという機運を高めて行くことをめざしています。今回の実証実験をきっかけに、各地の病院、施設等にこのようなシステムを入れたり、あるいは病院や施設等の子供たちと外部とのコミュニケーションを促進するその他の様々なしくみを作り上げていきたいのです。
本件に関する詳細は、お問い合わせは下記までお願い致します。また、AI出版の雑誌「インターネットサーファー5月号」、アスキー出版4月1日発売「電脳への提言」、その他新聞等で紹介されています。
榊原淳 (Atsushi Sakakibara)
(株)メディアフュージョン (Media Fusion Co.,Ltd.)
7-1-3 Doi-cho,Amagasaki-shi,Hyogo,Japan 660
Amagasaki Research Incubation Center 2F
TEL;06-415-2560 FAX;06-415-2556 Handy;080-883-7855
E-mail;sakaki@digitalstudio.or.jp, http://www.MediaFusion.co.jp
兼務先 (株)都市づくり研究所 主任研究員
TEL 06-415-2548 FAX 06-415-2556