国文祭・山里に響きわたる駿河神楽。(2009年10月30日)


CATS−MLの皆さん、こんにちは。
 静岡の西川です。
 穏やかな、秋の陽気が続いていますね。
 家の裏山からはコジュケイや、ヒヨドリが元気に鳴いています。
 さて、今、静岡県では、
 第24回国民文化祭 2009しずおか ふじの国が開かれていますね。
 いろいろな、催しが各地で行なわれていますが
 皆さんは、どこかの開場にいかれましたでしょうか。
 先日、大井川の上流、川根本町で、全国から有名な神楽団体が集まって
神楽フェステバルが開かれました。
 楽しみにしていましたが、残念ながら、都合により出書けることが出島せんでした。
 ところで以前は、お神楽というと、祭りの時浅間神社や、近くの神社で催していましたが
あまりも地味なので、興味が、ありませんでしたが。
 数年前、機会があって、安倍川の上流。
山葵の発生で有名な有東木の里にハイキングを兼ねて出かけました。
 そこで開かれた、お神楽。
梅ヶ島神楽といって古くからこの地域に伝わるお神楽でした。
太鼓に、笛の音、それに鈴の音。
単調ですが何度も何度も繰り返す調べは、素朴でなにか懐かしい響きでした。
 流れる雲。
秋の風に吹かれながら山里に響きわたるお神楽の太鼓や、
笛の音を聞いていたら、遠い昔のロマンを感じました。
 静岡県の、中部地方、
仲でも大井川流域や、安倍川の流域は神楽が盛んな地域でと後から知りました。
この地方の神楽のことを、「駿河神楽」と呼ばれているようです。
 そして、機会があってまた、藁科川上流の清沢の神楽を聞くことができました。
お神楽の響き、素朴さと本当に懐かしさが伝わってきます。
 お神楽の最後の演目は、おじいさんが、ビクや、篭を担いで出てきて
おもしろおかしくみんなを笑わせます。
そして篭の中から持ってきたお土産などふるまうというストーリーで終ります。
 とても、こころ温まります。
 山里に響き渡る、お神楽の調べ。
 殺伐としてしまった現代。
 なにか忘れかけたことを思い出します。
 古くから伝わる、芸術や、文化財。
大切にしたいですね。

 インターネットで、静岡の神楽。清沢の神楽、駿河神楽などなど検索すれば、
いろいろな話題が得られます。
    10月30日 西川


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