「今年の初詣と、新春ハイク。久能山から日本平。(2011年 1月10日)」



CATS−MLの皆さん、こんにちは。
 CATS-MLの皆さん、こんにちは。
 静岡の西川です。
 早いもので年が明けてもう10日。毎日寒い日が続きますが皆さんお変りありませ
んか。
私の家では梅の花が咲きました。
この寒さの中に新春の香りが漂っています。
 さて、皆さんは今年の正月はいかがでしたか。
 私は、初詣をかねて久能山東照宮から、日本平にハイキングに出かけました。
昨年国宝に指定された久能山東照宮。
三が日は相当の混雑と聞き三が日を避けて落ち着いてから出かけました。
その日は、この冬一番の寒さだとか。
家を出ると玄関には氷がはり、冷たい西風が吹いていました。
静岡駅でむすびとお茶を買いこみ、バスに揺られること約30分弱。
バスがやっと通れるほどの狭い久能街道に入ると、古い家並みが続き、石垣いちごのハウスと、駿河湾が車窓いっぱいに広がります。
久能山入口の石鳥井に、門前町。
40数年ぶりの懐かしい風景です。
 鳥居をくぐり、「イチイチゴクローサン」と、言われる1159段の急な石壇を登る頃には風もやみ、南に向いた久能山は暖かく登るに釣れて汗が吹き出すほどでした。
いっぷくすると、眼下には久能の町と駿河湾が広がり、伊豆半島から御前崎方面が一望できます。
近くの海では、しらす漁の舟がエンジンの音を高々と行き来していました。
 1159段の石壇を上り終えると、そこは国宝久能山東照宮。
ガイドボランティアのかたの説明を聞いて。
東照宮の歴史ヤ文化財、なるほどと納得しました。
周りは暗い林の中に東照宮だけが、太陽に神々しく輝いていました。
 石段を登り切った正面の唐門は、今年は神社国宝指定のため特別に、正月1日から10日までの一般公開と聞き思わずラッキーと声を上げてしまいました。
江戸時代、透かし彫りでほどこされた唐門は大名だけが通ることができたと聞き、当時を偲ばれます。
初詣を済ませた後は、ロープウェイで、久能山から日本平まで一気に空中散歩。
こちらも雲一つない南アルプスに、富士山に清水港までの大パノラマに、今では想像の世界に移りつつありますがそれでも感激。
頂上近くの芝生で持ってきた弁当を広げました。
朝あんなに寒く、強い風もいつしか穏やかな日差しに変わっていました。
日本平からの下りは清水船越方面に下りましたが、明るい茶畑や、暗い林や竹林をぬけたりしましたが、途中での野鳥のさえずりや、暗く静かな竹林の中からカーン、カーンと聞えてくる竹の爆ぜる音に幽玄を感じます。
 天気よし景色もよし、富士山がいつまでも見守ってくれました。
辿り着いたところは駿河の名刹かつては久能山にあったと伝えられる鉄舟寺(てっしゅうじ)。
そして清水みなとの魚市場の魚センターによって美味しい海の幸を賞味して今年の初詣と、新春ハイキングを終えて帰りました。
 久能山の、1159段の石壇は、本宮までは、整備され登りやすくなりました。
視力障害者でもどなたでも安心して登れます。
是非ハイキングを兼ねてお参り下さい。
 インターネットで、 「久能山東照宮」 「日本平」
 「鉄舟寺」などと、検索するといろいろな話題がえられます。
1月10日 西川義雄


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