あれから50年。狩野川台風。(2008年 9月27日)



あれから50年。狩野川台風。(2008年 9月27日)
CATS−MLの皆さん、こんばんは。
 お彼岸も過ぎて、過ごしやすい季節がやってきましたっと言いたいところでしたが。
 今日の静岡は、真夏を思わせるような蒸し暑い一日でした。
天気予報では、今日の静岡の最高気温は31.4度Cと話していました。
本当に熱い一日でした。
 ところで、50年前の今日は、狩野川台風が伊豆半島を中心に大きな被害をもたらした日でした。
死者、行方不明合わせて1000名以上の大きな災害でした。
 この翌年の、同じ日には紀伊半島に上陸して、伊勢湾を襲った伊勢湾台風はこちらも死者行方不明5000名以上の大惨事となりました。
 この年は、昭和33年。34年と大きな台風が立て続けに日本列島を直撃して大きな被害をもたらしました。
 狩野川台風。あれから、50年、節目の年として毎日のようにラジオや、テレビで報道しています。
 あの頃、静岡に住んでいて、子どもごころにあの恐ろしさは今でも憶えています。
 狩野川台風。
日本に横たわる前線を刺激して日本列島をすっぽり包み込んでしまうような巨大な台風。
 その頃住んでいたい家は、屋根やトタン屋根。
マドや、玄関は今のようにアルミサッシのようなリッパなものでわなく、スキマ風が容赦なく入ってくるような家ばかりでした。
 大きな台風が来るっといって、近所でもみんな大人でも子どもでも屋根に登ってトタン屋根にクギを打ち直したり、
玄関や、窓などいたるところに補強の板や、棒を叩きつけて補強をしてじっと台風の過ぎるのをまちました。
 静岡でも、台風が近づくと、とたんの屋根は冒風雨でメリメリとめくりあがるし、
バリバリと叩きつける猛烈な雨の音、家はゆれるしあまりの恐ろしさで生きたここちはありません、、
押し入れの中でガタがたと震えていたのを子どもごころに憶えています。
 そしてやっと、夜が明けたら、ラジオやテレビで伊豆半島で、とんでもないことがおきていたとニュースで報道していました。
当時、三島にもおばさんが住んでいましたが、全く連絡がつかなくて、心配しました。
あとから聞いた話ですが、
おばさんの住んでいる三島でも近くに流れる小川が氾濫して床上まで水が上がりとても恐ろしかったし、
夜中にあちらこちらで助けを求めるヒトの声が聞えてもどうしようもなかったっとあとでと聞きました。
 時も過ぎて十数年後。よく仲間と伊豆の大仁の城山(ジョー山)にロッククライミングに出かけました。
城山に登ると足元にあの狩野川が大きく蛇行して湯ヶ島や、修
善寺の温泉やどの湯煙がたって見えました。
きれいな狩野川の流れや、伊豆の山並を見ている時それは、あんなに大きな被害をもたらした川には見えませんでした。
 大仁の狩野川近くの公園には犠牲者の慰霊塔がたっていましたし、
親しくなった地元の方からは恐ろしかったあの狩野川台風の話を良く聞きました。
 あれから、もう城山に登ることはありませんが、狩野川台風今になって思い出されました。
 9月26日。
東部の、CATSの皆さんもきっとあの50年前の狩野川台風のことを思い出したことと思いました。
 今年も、各地区で集中豪雨の被害も出ていますが。
幸いにも大きな台風が上陸していません。
このままでいけばいいなっと思いました。
9月26日 西川



前のページに戻る
次のページへ進む
みんなの広場に戻る
トップページに戻る