「駿府の町に里帰り。静岡の、人形山車とお囃子。(2011年 1月 2日)」




CATS−MLの皆さん、こんにちは。  静岡の西川です。
新年二日目も穏やかな1日を迎えました。
皆さんいかが過ごされていますか。
昨日はサッカー「天皇杯」決勝戦、清水エスパレス残念でした。
私は出先で、一喜一憂しながらラジオ中継を聞いていました。今日は、「箱根駅伝」。
昨年秋に訪れた「CATS秋の親睦旅行」の箱根の旅行、箱根の大鳥居や、見覚えのある風景に思いをはせました。
 さて、祭りの話題です。
 静岡の町は、正月を過ぎるとあちらこちらから浅間神社の山車の御囃子の練習の音が聞えてきます。
ただ、あちらこちらというのは戦前の話で今はあまり聞えてきません。
というのは、静岡の町にあった山車は、静岡大火と、空襲で消失してしまったからと聞いています。
現在は、静岡大火と、空襲からまぬがれた四台の山車と、平成に作られた山車の五台の山車が大切に保存されています。
祭りになると五台の山車を当番学区や、保存会の皆さんが卦槍や御囃子とともに町を引きまわしています。
山車の事を静岡では「おねり」といって親しんできました。
ところで、戦前静岡にあった山車のことですが。
明治の中ごろニ台の山車を当時のお金で100円で譲りました。
そのうちの一台が埼玉県飯能市で、大切に保存され、今でも11月の秋祭には飯能囃子とともに町をねり回していると聞きました。
その山車の人形が飯能囃子とともに百数年ぶりの里帰りとなりました。
その人形は「須佐之男命「(すさのうのみこと)。
拝観した人形は迫力満点、ちょっと不気味ささえ感じるほどの凄みです。
さて、里帰りとともに演じられた、飯能囃子の、演目は、昇殿をはじめ5曲。
降り続ける雨のなか、延々と続く御囃子の熱演に感激し、圧倒されました。
そして、ブルースや、ジャズにもつうじる、なにかを感じました。
御囃子ととも
に演じられた、あまてらすのおおみかみが、シロギツネを退治するというストーリーの演技、こちらも迫力満点。
 1月2日 西川


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