「季節の便り「静岡に春を告げる、春まつりです。(2011年 2月28日)」
関連生録のページ>
皆さんこんにちは。
静岡の西川です。
今日は冷たい雨の一日となりました。
明日から弥生3月。
この雨も明日からは、春雨とよばれるのでしょうか。
さて春の祭の話題です。
真冬でも雪の積もらない静岡でも、立春を過ぎて2月も半ば過ぎると冬型の気圧がくずれて、南岸低気圧が太平洋沿いを東にすすむと、低い山でも雪が積もります。
そしてどこの町にでもまるまる山に雪が積もると春が来るといわれていますが、皆さんのところでは、いかがですか。
静岡でも、昔から街に近い竜爪山や、高草山に雪が積もると春が来ると伝えられています。
さて、春を告げるといえば、静岡では、「愛宕神社の春の礼大祭」から始まります。
地元ではこの愛宕神社の事を、あたごさんといって親しんできました。
静岡市中心街に近く、高さ80メートル程の山の上、こんもりとした林の中に神社がまつられています。
山の上の神社に詣でるには、延々と続く石段をはあはあと息を切らして登ります。最後には見上げる首が痛くなるほどの急な階段を登ります。
これが最後は脚に来て結構つらいです。
急な石段でメタボのお腹を上に上にもちあげるのに苦労しました。
普段の運動不足がこたえます。
山の頂上に立つと北側の林がひらけて雪が積もった南アルプスが望めました。
愛宕神社の春の礼大祭。
何十年ぶりかのお参りです。
あたごさんの祭りが来ると静岡に春がきたと喜んでいた父や、母を偲ばれました。あの頃の祭りの華やかさはなくなりましたが、昔から続く郷土の伝統に懐かしく想いました。
祭りのクライマックスは、神事の最後に奉納される、少女二人が舞い収める浦安の舞い神楽です。
静岡市中心街にあって、うっそうと木が茂神社での舞い神楽。
雅楽の演奏を聞いていると今も昔も変わらぬいにしえの頃を想いはせました。
祭りが終えて山を下る途中、冷えきった体に、暖かい甘酒のサービスに、身もこころも暖まりました。
山の上で地元の皆さんのなによりもの、もてなしです。
雨上がりの暖かい朝、25日には家の裏山ではウグイスが一斉に泣き始めました。
これからは、シジュウカラをはじめ春の野鳥の声が賑やかになります。
皆さんも郷土の話題、お聞かせ下さい。
インターネットで、
「静岡愛宕神社礼対祭」
「浦安の舞い」
などと検索すれば、色々な話題や、YouTubeによる、雅楽の演奏を楽しめます。
2月28日 西川
次のエッセイへ
西川の生録のページへ。
静岡北、季節だよりのメニューへ
みんなの広場へ
トップページに戻る