季節の便り、初夏。ホトトギスの鳴き声。(2011年 6月 6日)」



関連生録のページ 西川の生録、「静岡の音の風景」25 「 春雷そして、雨上がりの野鳥の声。 後半、真夜中に響くホトトギスの声。 2011年5月家の窓から収録。」>
CATS−MLの皆さん、こんにちは。
 静岡の西川です。
 6月を迎えて、早や、一週間を過ぎようとしています。
梅雨の中休み、今日も蒸し暑く夏日の陽気となりました。
皆さんのところではいかがですか。
 ところで先月は、風薫る5月。
1年で一番爽やかな季節といわれる5月でしたが。
 今年は、真夏を思わせるような真夏日があったり、冬に逆戻りといった感じの寒い日があったりまた、
突然の雷雨に驚かされたり、入梅も例年になく早い梅雨入りとなりました。
コタツも冬布団もいつまでもお世話になりました。
最近の四季は、季節感がはっきりしないといわれますが、
これも地球温暖化が影響しているのでしょうか。
 ところで、皆さんは季節感をどんなふうに感じますか。
 私の住む、静岡市麻機では毎年5月の中頃になるとホトトギスがやって来ます。
今年は遠くにカッコーの鳴き声を聞きました。
私は、このホトトギスの鳴き声や、裏山から流れてくるみかんの花や、若葉や新茶の香りに初夏を感じます。
ホトトギスは、ウグイスの鳴き声と一緒にとても爽やかな感じがして気持ちがいいです。
このホトトギス、真夜中になると山から下りてきて、暗闇の中を山〜里へ、里から山へと明け方までさ迷いながら鳴きつづけています。
 真夜中目をさますと、暗闇の中から遠く近く聞えるホトトギスの鳴き声を聞いていると不思議な気持ちになってきます。
暗闇から聞えてくるこのホトトギスの鳴き声皆さんにも聞かせて上げたいほどです。
 それにしても、5月の春雷には驚きました。
東西北を山で囲まれた私の住む麻機では雷鳴も半端ではありません。
雷雨の去ったあと何ごともなかったように野鳥が囀っていました。
あのカミナリ、原発の代わりにエネルギーとして使えたらいいのにとふと想いました。
 最近、裏山の賤機山ハイキングコースで猪をよく見かけたと聞きました。
猿も出没したようです。
新東名の工事で猪も山に住みにくくなったのでしょうか。
 故郷の風景、田んぼにハタケに裏山も、新東名と、アクセス道路の開発ですっかり様変わりしてしまいました。
来年は、いよいよ新東名の部分開通と聞きました。
静かな里山に騒音や振動に排気ガス。
環境への影響がなければと想っています。
 6月6日 西川


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