旧マッケンジー邸美術展に出かけて(2007年 3月12日)
CATS-MLの皆様こんばんは。
静岡の西川です。
このところの天気は、暖かくなったり、寒くなったり体がついていくのが大変です。
皆様のところは、如何ですか。
さて、今日は久しぶりに美術展の観賞に出かけてきました。
それは、静岡市アートギャラリー主催による、あなたとこころで見るツアー。
旧マッケンジー邸美術展です。
視覚障害者一人と、正眼者二人とグループになり、
旧マッケンジーさんの邸宅内に展示された作品を、
言葉によるコミュニケーションによる、こころで作品を見るというツアーでした。
作品は、静岡にゆかりのある20代から50台までの現代アーチストによる作品が、邸宅内の色々な部屋や窓際に展示されていました。
現代美術展…。正直言って私にはなんだか良く分かりませんでしたが。
作品を見ながら、アーでもないコーでもないと笑っちゃいながら、わいわいとしているうちに、
初めて合った皆さんと、いつしか緊張もほぐれて どのグループも参加して良かったネーと、みんな仲よくなっていました。
ところで話は変わりますが、
今日の、もう一つの目当てであった、この旧マッケンジー邸。皆さんはご存知でしたか?。
富士山と、駿河湾が見える、静岡市駿河区の高松の海岸沿いに建つ白い壁と、赤い屋根の美しい洋館で、
昭和15年頃当時アメリカの、貿易商だったマッケンジ
ー夫妻が立てた物です。
マッケンジーさんが亡くなり、数年後、婦人のエミリーさんが帰国する時。
邸宅は、静岡市に、寄贈されて帰り、今では貴重な国の登録有形文化財になっているそうです。
マッケンジーさんは、静岡特産のお茶の輸出に力を入れ、
奥さんのエミリーさんは静岡の社会福祉に貢献したことや、静岡市名誉市民第1号に選ばれたことなど、
また 当時のマッケンジー邸での生活や、エピソードなどをスタ
ッフのかたがその様子を聞かせてくれました。
初めて邸宅内に入りましたが、とても70年前に立てられたとは思えないほど天井も高くリッパな建物でした。
建物は、木造2階建の造りで、その部屋の広さと部屋数には驚きました、
2階の上に建てられた、マッケンジー夫妻の趣味であった、星空を眺める展望室にも立つことが出来て、
当時のマッケンジーさんを思い起こすことが出来ました。
約8畳ほどの展房室には、東西南北に窓がつき360度の風景が楽しめました。
この、マッケンジー邸、床面積約555平米とか。我家の何倍かな?…。
計算するのにも大変でした。
以前には、マッケンジーさんのお宅の周りの海岸には、松林がシゲリ。
松林と、その赤い屋根と白い壁の洋館がとても似合いました。
今では、すっかり松林も枯れてしまい、周りには住宅が密集していました。
庭の横の海岸沿いには、国道150号線バイパスを走る車の騒音でその様変わりに驚きました。
子供の頃、町から高松の海岸に遊びに出かけた時マッケンジーさんの奥さんのエミリー婦人のえがおが思い出されました。
静岡のヒトは、ずっと前からマッケンジーさん、マッケンジーさんと親しんできましたが…。
今日は、心配した天気もまずまずで、駿河湾から吹いてくる風も爽やかでした。
今になって、あのマッケンジーさんのお宅に立てるとは思いもよりませんでした
いよいよ陽気もよくなってきました、
皆さんも外に出て色々な話題をお聞かせ下さい。
視覚障害者と、正眼者とグループになり、言葉によるコミュニケーションによるこころで作品を見るというツアーは、当日だけの特別企画でしたが、
旧マッケンジー邸美術展は、3月18日日曜日まで行なっています。
問合せ 054-289−5400です。
3月10日 西川
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