静岡市北、季節だより  118(2017年2月)

今が見頃の、梅の花。(2017年 2月 7日)

 CATS−MLの皆さんこんにちは。
 静岡の西川です。
 立春を過ぎて日差しも増して少しずつ春めいてきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 さて、今日は少し花の話を致します。
 日本人で一番好きな花といえば、だれもが一番にあげられる花と言えばなんといっても桜でしょうか。
それだけに日本人にとって桜の花はこころの花だと思います。
 では、次にあげられる花と行ったらここは別れるところですが、私はなんといっても梅の花をあげますが、皆さんはいかがでしょうか。
 2月をむかえてこれからが梅の花の見頃です。
 梅の花は桜に比べて花の時期も長いのでいつまでも楽しめます。
  梅の花は寒中から咲き始める早咲きに、今が見頃の中咲きに、これから咲き始める遅咲きに別れますが、 今年は特に年明け暖かな日が続いたので全体に開花も早かったようです。

  梅の花は皆さんもご存知のように、実をとる目的の実梅から、花を楽しむための花梅まで、また、一重や八重咲きのように花の形も大きさも色も紅白様々です。
 例えば紅梅のことをいいますと、薄いピンクの色から、紅色まで様々ですが、我家にある鉢植えの紅梅は、黒雲紅(コクウンコウ)といって、また、鹿児島港バイなどは、まるで黒にちかい真っ赤な色をしていてちょっと見るとぞっとする美しさです。
 また、実をとるための実梅は、白梅が多く、皆さんが好物の小さな梅は甲州小梅(コウシュウコウメ)といって、花もとても小さくて可愛らしいです。
その他にも、小田原の曾我梅園の白加賀(シロカガ)や、紀州の南高梅(なんこううめ)など、
味や大きさにも特徴があってまた、観賞用としても楽しめます。
 さて、皆さんはどんな梅が好きですか。
 私は、食べるならちょっとカリッとした小梅が好きです。
 見るなら一重ですきとうったような白い花びらの緑額(リョクガク)が好きです。
この「緑額」は、とてもシンプルで全体にミドリがかったその姿はいかにも梅の花っといった感じです。
 視力の良かった頃には、遠く神奈川県の小田原の梅園をはじめ、磐田の豊岡の梅園や、袋井のエコパなどにも足をのばしたこともありました。
 身近なところではトロロ汁で有名な静岡の鞠子の梅園や、羽鳥の洞慶院(トーケイイン)や、駿府城公園の中にも小さな梅園がありまして缶ビールを片手に花を見ながら楽しんだことがありました。
 さて、梅の花は種類も豊富で花の形も様々でメールに書き尽くせません。
 現在では、品種改良もすすみその種類は、ざっと300種類以上はあるといわれています。
ところがこんなにきれいな梅の花でも私達視覚障害者にとっても梅の花を見ることができません。
 そこで最後に、皆さんに花の香りを楽しむことをおすすめします。
 梅には、野梅系(やばいけい)、杏系、豊後系(ぶんごけい)などいろいろな種類があります。
 それぞれ香りには特徴があります。
 例えば、野梅系は香りが強く野性的といわれています。
花梅が多い杏系は甘い香りが特徴でしょうか。
豊後系(ぶんごうめ)は、梅干や、梅酒に用いますので花の香りはすっきりとした香りが特徴でしょうか。
  一年のうちで今が花の香りを楽しめる梅の花。
寒さの中にも暖かさを感じます。
 我家の鉢植えの梅の花も今が満開です。
毎日とりかえては玄関の靴箱の上に置いて花の香りを楽しんでいます。

 先日の三保のNさんのメールにもありましたように、 これからは、彼岸桜(ひかんざくら)を初めいろいろな早咲きの桜が咲き始めます。
 梅の花は皆さんの回り、身近なところでたくさん咲いていますので早咲きの桜と一緒に梅の花の香りを楽しんでみたらいかがでしょうか。

 それでは、誤字脱字がありましたら容赦下さい。
 平成29年2月7日 西川

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