最近感動したこと。wBCと。最後のブルトレ。(2009年 3月28日)

ブルートレイン隼、最後の姿を録音しました。(ステレオ)09年3月13日収録



CATS-MLの皆さん、こんにちは。静岡の西川です。
 あちらこちらから。桜の開花の便りが聞かれるようになりましたね。
 今日、仕事の帰り道、静岡の駿府公園を散歩して帰りました。
 桜の下では早くも花見の宴会で一杯。そして夜桜の陣取りのシートもたくさん張られていました。
ところで、この週末の花冷え。今夜の夜桜見物。風邪でもひかないか他人事ながら心配してしまいました。
 さて、最近感動したこと。
 先日、アメリカで行なわれたwBC決勝戦。
対韓国チームとの攻防には本当に感動しました。
最後の最後まで目がはなせない。突きはなしても、突きはなしてもねばり強く追ってくる韓国チーム。
あわや逆転さよならのシーンが目の中に浮かんだ方も多かったのではないでしょうか。
 そして、いよいよ固唾を飲んで見守った延長10回のおもて。
イチローのバットが火を吹いた。
なんとこれが勝ちこしの2点タイムリーヒットになるなんて。
まるでドラマでも見ているような撮覚をおぼえました。
 お互いに一歩も譲らない。
5分と、5分の戦い。
こんな見ごたえのある攻防戦今までに見たことありません。
さすが韓国チーム。勝っても、負けても世界一だと思いました。
 さて、感動したもう一つ。
 3月13日、ブルトレの愛称で半世紀の間親しまれてきた、東京駅発、最後の寝台特急「富士・はやぶさ号」が、東海道山陽本線から姿を消しました。
 この日、幸運にも最後のブルートレインの姿を静岡駅で見送ることができました。
 用事を済ませて、静岡駅に駆けつけると。
既に下り4番線ホームには、一目最後のブルートレインを、見ようと鉄道ファンや、カメラマンや報道陣で広いホームはいっぱいになっていました。
 みんなが今か、今かと待ち望むなかを、やがて雨の中、遠くから一つ二つと小刻みに汽笛を響かせながら最後の寝台特急「富士・はやぶさ号」が暗闇の中を静岡駅のホームにすべりこんできました。
 ホームでの停車時間は僅か1分。
 大人も子どもも大喜び、列車に触れたり。
ヘッドマークにカメラのフラッシュをあびせていました。
 そして、最後のブルートレインは、大完成の中を。
 ありがとお、ありがとう。
 ご苦労さまー、 さよーナラー。さよーナラー。と大勢の声援に見送られて。
 降りしきる雨の中を、別れを告げるように長い汽笛を響かせて一路、終着駅の九州に向けて出発していきました。
走り去って行く、最後のブルートレイン。
手を降る乗客の姿や、つぎつぎと流れていく列車の灯かりを見ているとまるで夢でも見ているようで感動しました。
列車が去った後のモームにはいつまでも余韻が残っていました。
 ずいぶん前のこと。
朝晩、通勤の時隣のホームに停車したブルートレイン。
いつかこの列車に乗って旅をしたいなっと思っていましたが残念でなりません。
 世の中、何でも寛でも。
早い、早くの。スピード化。 昭和の思い出がまた一つ消えてしまったと、どなたかがホームで話していました。
 殺伐としたこの世の中。
古き良きものを残しておきたい、誰もが望んでいるのですが…。
時代の流れには逆らえませんね。
最後のブルトレの乗車券。たった10秒で完売してしまったようです。
 それから、東海道本線。
沿線の海や山の風景に溶け込んだオレンジと、グリーンの湘南カラーのあの電車。
とても癒しになりましたが、こちらもいつのまにか姿が消えてしまいましたね。
 皆さんも何か、感動したことが有りましたらお聞かせ下さい。
    3月28日 西川義雄


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