新緑の季節。奥藁科を歩く。(2009年 4月29日)


新緑の季節。奥藁科を歩く。(2009年 4月29日)
 CATS-MLの皆さん、こんにちは。
 静岡の西川です。
 つい先日まで花見で浮れていたと思ったら。あっと言う間に4月が終えようとしてしまい、とうとうゴールデンウィークを迎えてしまいました。
 桜の便りも、どんどん北上して、野山も新緑の季節とかわりました。
 皆さんのところではいかがですか。 
先日、静岡祭りで賑わう静岡を離れて藁科川の源流近くの奥藁科にハイキングに出かけました。
 藁科大川地区。
静岡の市街地からバスに揺られること約1時間。
そこには藁科川のせせらぎと、静かな山里の風景が待っていました。
 バスを降りて、急な農道を歩くこと約1時間。
暗い林を抜けると、そこに明るくひらけた山間の茶畑に農家が点在する栃沢の里に辿りつくことができました。
 この辺りは、お茶の種を中国から持ち帰って、静岡にお茶をひろめた有名な聖一国師(しょういちこくし)の生家がある歴史のある産地で、山里を見おろす丘には聖一国師の石碑が立っていました。
 また、すぐ隣には、国師の生家、米沢家にある樹齢400年といわれるみごとなしだれ桜の木の下をはじめ。
当日は、野外でのお茶会や朝市が農家の庭先で開かれていました。
 残念ながらこの日は、お茶会の席は既に予約で満員で参加できませんでしたが。
 汗を拭き拭き農道のわきで一服すると、野鳥のさえずりと、ひんやりとしたここち良い風がふいていきました。
 周りの山を見渡すと、新緑の中に山桜も咲いて、のんびりとしたひと時を過ごすことができました。
 聞くところによると、この辺り、標高約400メートルの冷涼な気候で、県の「水を育む水源の森50選」に指定された名水地でもあるとか。
 また、この辺りは源頼朝の愛馬。
するすみの出生の地でもあり、その他にも、歴史も深く興味がわきます。
 帰りは、藁科川の更に上流の静岡市市営の湯ノ島温泉で汗を流しました。
 静岡の市街地から近い、静かな奥藁科。
お茶もうまいし、温泉もあって、森林浴も楽しめました。
 それでは、この連休を利用して出かけるかた。
気をつけてお出かけ下さい。
4月29日 西川


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