静岡市北、季節だより  98


静岡駿府城公園に新たな名所。

「坤櫓」(ひつじさるやぐら)

(2014年12月10日)


皆さんこんにちは。
 静岡の西川です。
 今年も僅かとなりました。
 この寒さの中、私の家の周りでは、モズや、ウグイスの笹鳴きといわれるチャッチャが元気に鳴いています。
 皆さんの回りではいかがですか。

 さて、静岡の新しい名所の話題です。
 それは、安政(あんせい)の大地震で失われたといわれる、江戸時代、当時そのままに復元されたといわれる駿府城公園の中に新しくできた「坤櫓」のことです。
 新しくといっても、オープンは今年の4月のことでした。
一度見学に訪れようと想っていたのですが、オープン後ずっと込み合っていると聞いていたのですが、大分落ち着いたようでしたから、先日駿府城公園を散歩したときに「坤櫓」に立寄ってみました。
 「坤櫓」は、駿府城の中堀の南西角に今年の4月に完成しまして、2層3階建てのとても美しい櫓です。

 これで、駿府城公園の名所は、巽櫓(たつみやぐら)、東御門(ひがしごもん)、ツツジ庭園に続いて、四つ目の名所となりました。
 将来的には天守閣も建てると言われていますが、こちらは色々と賛否もあるようです。
 さて、「坤櫓」は武器を貯蔵し、城を守る要として南西の方向に建てられています。
建物の中に入ると、まだ新しいので木の香りがとても新選ですしここちよいです。
またこんな大きな建物に釘を一本も使わずに立てられているというから驚きです。
節が全くなくどっしりとした本柱は触れるだけでも感激します。
 改めて日本古来の建築技術を受け継ぐことの大切さを感じました。
 「坤櫓」の前には、芝生広場もありますので、お弁当を広げたりしてのんびりできます。
 暖かな日、また、静岡県総合社会福祉会館での催しなどの帰りにお立寄りください。
 入館料は、100円です。
自動販売機で求めます。
障害者と言えば建物の中をガイドしてくれます。
ただ、残念なのは、当時の建物を忠実に復元したので、2階、3階には消防法の関係で登ることができません。
その代わり2階3階が見えるように一部吹き抜けになっています。
 私たち視覚障害者にとって、ヒバの木、檜ひのき)の香りや、建物に触れるだけでも満足できると思います。
 ちなみに、「坤」(ひつじさる)とは南西の方向を示します。

インターネットで、「ひつじさるやぐら」と検索すれば、駿府城公園も含めてのいろいろな話題が得られます。

 平成26年12月10日 西川

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