静岡市北、季節だより  106(2015年10月)


先日のできごと(2015年10月11日)
 CATS−MLの皆さんこんにちは。
 静岡の西川です。
 山では、紅葉もすすみ、いよいよ秋も深まってまいりました。
 先日、私の在所近くの、上足洗い(かみあしあらい)というところで日本鹿が見つかり保護されました。
突然の鹿の出現で近くの小学校では登校規制になったり、周りでも大騒ぎになりました。
 タシカ6年ほど前のおなじ秋に静岡県立病院近くの池ヶ谷というところでも日本鹿が出没して保護されたことがあります。
こんな静岡の中心市街地でも鹿が出てくるなんて思いもよりませんでした。
やっぱり、周りの野山でも環境の異変がすすんでいるのでしょうか。

 さて、私は若い頃から山が好きで、北アルプスの立山や、劔岳方面にもよく出かけました。
 立山、劔岳は、日本海の富山湾ちかくにあり、冬は豪雪地帯で、その雪は夏になっても溶けずに一年中谷に万年雪として残ります。
 その万年雪は、最近の調査で唯一国内に残る氷河として立山劔岳氷河として登録されたことで有名になりました。
 そんな劔岳にある年の夏に一人で挑戦したことがあります。
挑戦というとちょっと大げさかもしれませんが、そんな表現がピッタリの登山でした。
  その日、劔岳がよく見える中腹のキャンプ場まで登り、一人で露営しました。
そして、翌日は暗いうちに起きて劔岳の頂上を目指したのです。
 そのルートは、一般の登山道とはちがい、雪渓を下ったり登ったりしたあと、劔岳の頂上に直接登るキリ立った岩や、尾根を登っての困難なルートでした。
 やっとの思いで登りきった解放感は格別でした。
目の下には今上ってきた緑のハイ松の尾根や、雪渓が広がって、真っ青な空に入道雲がわき近くには白馬岳、遠くには槍ケ岳や穂高岳それに富士山まで見渡せました。
そんな光景をぼんやりと眺めているとそのうちにいつの間にか景色が変ってしまいどこかで見覚えのあるところに変っていました。
そこは遠くに松林が見え、足元には港が広がっていました 
そうだここは清水の町にかかる巴川の橋の上だと気がついたときに、遠くから「早くしないと遅れてしまいますヨー」っと大声でよばれて目をさますと、そこは大きな配送センターの倉庫でした。そこではもう配達の担当者が朝礼を終えてそれぞれの地域に一斉に出かけて行くところでした。
 みなが出かけたあとに、荷物を満載に積んだ一台のトラックが残っていました。
もう随分前にトラックを降りたのですが、 なぜここにと思っていると、後輩がとんできて「今日は用事で配達に出られないから前から配達を頼んであった」とニコニコしながら配達の予定表を手渡すとサッサトどこかに行ってしまったのです。
これには困りました。
もう何十年もトラックには乗っていないのですから、それに配達のコースも判りません。
 とにかく、予定表を頼りに出かけました。
そして何箇所か配達を済ませたのですが、荷物は一向に減りません。
配達先が判らないままにトラックを走らせていると、いつのまにか大きな河の土手を走っているのです。
川の先には大きな橋がかかっていて川のほとりには神社が見えます。
その先の橋をわたるのですがトラックは力がなくて途中で停まって閉まったのです。
周りの車はスイスイと橋を渡っていくのですが、私はしかたがなく車を降りて一人車を押しながらその橋を渡ることにしたのです。
 やっとの思いで橋の真ん中までくると、もう太陽は西に傾きもう日暮れも間近でした。
 橋の上から見る景色は河の向こうに松林が見えて、目の前には港が広がっていました。
川は清水の町の中を流れる巴川でした。
その時やっと、配達先は三保方面と気がつきました。
そしてお届け明細書には、アソウさん、アベさん、アマリさんなどなどと記載されていたのです。橋のたもとの神社の横には居酒屋があって、そこでは見慣れた連中が楽しく宴会を行なっているのです。
その連中をよく見ると配達の仕事がもう終えたのかみんなで楽しそうに酒を飲み交わしているのです。
 私はその仲間に、大きな声をはりあげてオーイとか、ワーとか、ギャーとかいって声を一生懸命に声をかけるのですが、みんなは話に夢中になり、一向に気がついてくれません。
そして 、自分が大声で何度もはりあげた声にびっくりしてやっと目を覚ましたのです。
 そうです。私はずっと夢を見ていたのです。
そして、夢で良かったと胸をなでおろしました。
 夢とは不思議なものです。
今、見た夢を思い出そうとしてもなかなか思い出せません。
また楽しい夢を見たので、もう一度夢を見ようと思ってもこちらも夢の続きを見ることがなかなかできません。
 また、たまにははっきりと思い出すこともある夢もあります。
 その夜見た夢は起きてからもずっとはっきりと覚えていたのです。
それから、夢から覚めたとき、いつになく目覚めがよく、肩こりもなく、体も軽く頭もスッキリしていたのです。
こんなこともあるのかと感心してしまうほどでした。

ところで、その夜見た夢は、前の日のできごととそっくりでした。
その日仕事を半日で終えて静岡市丸子にある眼科に行きました。
バスを乗り継いで眼科に行ったのですが、バスはなかなかきませんでした。そうです、静岡のバス路線は10月1日より、大幅に時刻や路線が変ったのです。
判ってわいたのですが大分遅れそうなので昼食は取らずに、静岡駅の静鉄サービスセンターで新しい時刻表をもらって、急ぎバスに乗りました。
バスは中部国道本線といってこれまでは、国道を走ったのですが、途中から丸子の旧路に路線を変えてあったのです。
バスの中ではうとうとしていたので目を覚ましたときには驚きました。
 眼科では、随分待たされてしまったので、診療を終えて、丸子からのバスに乗って静岡中心街にもどったときには5時を回っていました。
途中アマリにもお腹がすいたので、夕食を兼ねて居酒屋に寄って帰りました。
 夜は、8時よりNHKテレビで、金とく・北アルプスの劔岳の登山の事を放映していました。
 こんな、一日の出来ごとを夢に見たのです。
 最近では、現役だった登山のときのことや、働き盛りだったときの仕事のことなどを夢に見ることが多いです。
 皆さんも、私とおなじようにこんな夢を見たことがあるのでしょうか。

 それから、夢の最後に不思議とトイレに行っている夢を見るのです。
そこには必ずドアが閉まらないとか、半分壊れているとか、だれかに見られているとか、床が濡れ
たり汚れているとかこんな困っているとき、必ず目を覚ますのです。
そして膀胱は満タン状態になっているのです。
皆さんはいかがでしょうか。
 最近ではトイレがちかくなるので水分を取らないというかたがいますが、これはとても危険なことなのです。

 私は、最近では大分視力も衰えて、遠くの富士山はもちろん近くの景色や、建物も見えません。もちろんバスの時刻表も見えませんし、バスも間近になってやっと気がつくほどです。
ただ、ありがたいことには、視野が広いので助かります。
ただ、その視野も大分狭くなって来てヒトとぶつかることも多くなりました。

 随分長くなってしまいましたが、
最後になりましたが、夢とは本当に不思議なものです。
 こんなに視力が衰えても、夢の中では、周りの景色は色彩も豊で鮮明に見えます。
それに、新聞や、細かな電車の時刻表などはっきりと見えます。

 それから、夢を見ることでストレスが解消されると聞きました。
これからもストレスが解消できるような夢を見たいと思っているところです。

 それから、10月1日より、静鉄ジャストラインのバスの運行時刻が変りました。
皆さんがよく利用する、静岡県総合社会福祉会館へのバス路線は多くのバスが走っているので問題はありませんが、その他の長距離のバスを利用するときには一度確かめてみて下さい。

 では、朝晩大分冷え込んできましたので、皆さん風邪などひかないように気をつけてお過ごし下さい。
長いメールで失礼致しました。

 平成27年10月10日 西川

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